よろず手控え帖

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英国で『決死圏SOS宇宙船』のブルーレイ発売

2022年11月25日追記

日本盤がついに発売されました。

---追記ここまで---

 

下記の続報、日本でも2022年11月発売予定だそうです!

 

 『サンダーバード』などを手掛けた制作会社が作った映画『Doppelgänger』・『JOURNEY TO THE FAR SIDE OF THE SUN』(日本題:『決死圏SOS宇宙船』)がイギリスでブルーレイ化されます。

 2017年にブルーレイ化されていたのですが、発売元が変わっての再リリースのようです。今度発売されるのはパッケージ前面にイラストを使った商品。

 

www.amazon.co.uk

発売元のサイト

www.fabulousfilms.com

 

日本国内では、2010年に発売されたDVDが現在(2021年3月)もロングセラーとのこと。

 

www.stingray.co.jp 

決死圏SOS宇宙船

決死圏SOS宇宙船

  • 発売日: 2010/09/24
  • メディア: DVD
 

 この作品はジェリー・アンダーソンの会社が初の劇場用ライブアクション作品として作ったので、特撮や美術など非常に力が入っています。ストーリーについては各自判断していただくとして、この作品で使用された大道具小道具効果音などがその後『謎の円盤UFO』で使用されており、ファッションや美術、メカデザインなど全体的な雰囲気も似ています。

 この記事を書いて寝かせてたところにこんなツイートが。

 

日本でのブルーレイ化待っています。

2021年12月30日追記

 2022年に最強仕様で発売される模様です!

---追記ここまで---

新スーパーマリオネーション作品がビデオソフト化

 2020年の新型コロナウィルスの影響でロックダウン状況下で制作された「Nebula 75」が、DVDとブルーレイになるそうです。ディスク化の費用は予約注文に頼っているとの事で、現在公式サイトで予約受付中。気になる方はお早めに。必要最低限以上の売り上げは、5月に予定されている第8話の資金に充てられるとのこと。

追記:ディスクの製造は予約注文に基づいているので、現段階では2回目の製造が行われる保証はないそうです。手に入れたい方はこの機会を逃さないようにしてください。

 また、全ての事前予約にはポストカード一式と、番組のスターであるCircuitからの感謝の手紙が付いくるとのことです。

 

Nebula 75公式サイト

www.nebula-75.com

ネビュラ・75とは 

 ネビュラ・75についてはウィキペディア日本語版に詳しく書かれていますが、ロックダウン状況下でアパートの一室で撮影されたスーパーマリオネーション作品です。

ja.wikipedia.org

 現段階では7エピソードが制作され、YouTubeや海外の動画配信サイトで公開されています。YouTubeにアップされている第1話は日本語字幕で見ることもできますが、今回のビデオソフト化では上記の

https://www.nebula-75.com

にあるORDER ON DISCページの仕様を見る限り、特に注釈もないので第1話以外のエピソードにも日本語字幕が収録されると考えてよさそうです。また、メイキングや予告編などの特典も収録。

 ただ、DVDの方はイギリスのテレビ放送形式であるPAL仕様と記述があるので、日本のNTSC仕様の一般的なDVDプレーヤーでは見れない場合がありそうです。地域制限のためにあるリージョンはフリーという記述があるので、日本でもパソコンのプレーヤーソフトとかで見ることは出来なくもないのでしょうが、その辺自力でなんとかできる方以外はブルーレイにしておいた方が賢明でしょう。

スーパーマリオネーションのこと 

 今回のビデオソフト化のような展開があるということは、スーパーマリオネーションという形態には魅力があって需要があるという証左でしょう。

 日本ではスーパーマリオネーションというと『サンダーバード』が一番有名ですが、それ以外ももっと注目されて欲しいものです。というか、チカラの入ったファン以外だと「スーパーマリオネーション」という言葉の中身が知られてないないのが現状でしょう。

 それが端的に表れた一件があります。それは「Filmed in Supermarionation」が日本の有料放送スターチャンネルで放送された際に、タイトルが「サンダーバードができるまで/スーパーマリオネーションの軌跡」とされた事です。

www.star-ch.jp

 日本ではサンダーバードの名が一番知名度がありますし、見てもらうためにはこの名前を使おうとするのもわかりますが*1、『この作品はスーパーマリオネーションのことがテーマにしているんですから、スーパーマリオネーションの言葉を前に持ってくる方が適切ではないかと思います。

 日本でスーパーマリオネーション作品群の権利を運用している東北新社には、スーパーマリオネーションという形態の作品群が複数あるという点をもっと前面に出して展開して欲しいもんです。そうすれば作品群全体の浸透が進むのではないかと思う次第です。

*1:リブート版の『THUNDERBiRDS ARE GO』の日本題が『サンダーバーズ ARE GO』とならなかった事に関し、こういうことをやってるから日本の英語教育がどうたらと言っている方の意見を読んだたことがありますが、普通に考えて文法がどうのというより、日本で50年も使われて続け幅広い世代に知名度のある「サンダーバード」というある意味ブランド名を外したくなかっただけな気がしますが……日本では『transformers』を『トランスフォーマー』だけにしたりと、わりとあることなのに何故サンダーバードだけ槍玉に挙げるのか理解に苦しみます。あとフォローしておくと、ニンジャ・タートルズのようなちゃんとしたのもあります

特撮SF人形劇『サンダーバード』の公式ツイッターが出来たけど……

 2020年9月にイギリスの特撮SF人形劇『サンダーバード』の日本公式Twitterアカウントが出来たのですが、新情報を投稿して教えてくれないことにガッカリ気味。

 普段の投稿内容というと、「〇〇の日」にちなむ事柄をサンダーバードと絡めて投稿したり、キャラクターの誕生日、作品の豆知識的な内容を投稿したりです。こういう内容の投稿をすることには何の異議もありません。これらはそれなりの頻度で投稿が行われているので、ツイッターで多少なりとも『サンダーバード』という作品の存在感を出していくためには重要な施策だと思います。

 ただ、放送情報や発売情報の発信頻度については単発であることがほとんどで、フォロワーに広く届くよう時間帯をずらして、頻度を上げて投稿した方が良いんじゃないかと思うのですが。

twitter.com

 

 ガッカリ気味なのは公になっている新情報についての投稿がほとんどない(全くないものもある)ことです。2020年9月に出来た公式Twitterは、アカウントのアイコンやプロフィールのヘッダ画像を見てもサンダーバード55周年を念頭に置いたもの。つまりスーパーマリオネーション(人形劇版)が主であるように見えます。

 事実、所謂コミック版に登場した2体の怪獣フィギュア発売告知や、オフィシャルライセンスで作られるスコットやバージルのレプリカの情報については、数回や1回だけ告知が行われています。

 ただ、開設後まもなくスーパー!ドラマチャンネルでの『サンダーバード ARE GO』シーズン3放送についても投稿されており、リブート版のARE GOも一応あのアカウントの範疇であることがわかります。他にも『謎の円盤UFO』日本上陸50周年の投稿はするけど、『ロンドン指令X』日本上陸50周年の投稿はしない、とかもあるんですが……

 

 すでに公になっている新情報の中で、いまだに公式Twitterで告知されていない情報がいくつかあります。(日本公式サイトでも同様に告知されていません THUNDERBIRDS 55TH |サンダーバード55周年特設サイト

  • 2021年1月末から、スーパー!ドラマTVで『サンダーバード』HD完全版が吹き替え版・日本語字幕版で放送されること。この情報は2020年11月に解禁された情報。

     

    mech.hateblo.jp

     

  • 劇場映画『サンダーバード』と『サンダーバード6号』が、2021年夏に日本初ブルーレイ化されること。この情報は2020年11月に解禁された情報。

     

    mech.hateblo.jp

     

  • サンダーバード ARE GO』シーズン2が、各種ネット配信プラットフォームで配信開始されていること。シーズン1全話配信は2020年夏頃、シーズン2全話配信は2021年1月に解禁されたというか、配信開始された。

     

    mech.hateblo.jp

     

  • 2021年1月30日深夜1:30~2:55放送のマイク・トリムインタビュー放送。これは数年前まで存在したスーパー!ドラマTVの兄弟プラットフォームみたいなものであった「スーパードラマクラシック」会員限定動画。それがスパドラ本体で放送。今の段階でスーパードラマTVには2月までの番組表が出ているんですが、2月の中にこの番組の再放送は無いみたいです。見忘れたり録画し忘れると辛い。

    bangumi.skyperfectv.co.jp

    概要
    スーパー!ドラマTVで放送される番組を様々な切り口で解説するオリジナル番組「スーパー!ドラマ オーセンティック海外ドラマ研究室」。今回はジェリー・アンダーソン作品のメカデザイナーとしても有名なマイク・トリムの貴重なインタビューをお届けします。


    詳細
    スーパー!ドラマTVで放送される番組を様々な切り口で解説するオリジナル番組「スーパー!ドラマ オーセンティック海外ドラマ研究室」。ナビゲーターは、海外ドラマにお詳しい編集者・ライターの岸川靖さん。今回は、「サンダーバード」「謎の円盤UFO」といったジェリー・アンダーソン作品で腕を振るったメカデザイナー/ミニチュアビルダー、マイク・トリムの貴重なインタビューをお届けします。 

 さらに、サンダーバード公式Twitterで告知されずじまいで終わってしまったものもあります。それは、2021年始に放送されたスーパー!ドラマTVでの『サンダーバード ARE GO』シーズン3まとめ放送(第1話から2020年12月中までに放送されたエピソードまで)の告知です。

 ARE GOのことについては、「スーパーマリオネーション版のアカウントだから……」という声があるかもしれませんが、それでは開設後まもなく投稿されたシーズン3放送告知は何なのか、筋が通らないことになります。

 だいたい、NHKがシーズン2を放送しないし、日本国内での『サンダーバード ARE GO』版権運用会社も、ARE GO日本公式サイトを更新放置してシーズン2があることすら書かないですからね。シーズン1を見てファンになった子供たちのどれくらいが、シーズン2の存在を知っているのか心配になります。

 ちなみにARE GO日本公式でシーズン2や3のことを書いてあるのか?という話ですが、残念ながらトップページの「HEADLINE NEWS」の欄や「最新情報」の項目にも一切記載されていません。「放送情報はこちら」というボタンがあり、これを押すと昔はNHKのARRGO番組ページへ飛ぶようになっていたのですが、スーパー!ドラマTVでシーズン2が放送し出してからスパドラの番組ページに飛ぶよう変更されました。

 なんで最新情報の項目にシーズン2の一言も書かないのでしょう。何の説明もなくリンクだけ変更されても、トップページに来て最新情報の項目に変化もないし「前回来た時から変化なさそうだな」と思われたら、わざわざ放送情報ボタンを押すわけないでしょう。

thunderbirds-are-go.jp

 話が逸れましたが、劇場映画の2本については『サンダーバード』の権利がカールトン社に移った時期に、TVシリーズと劇場版の権利が整理され別々になったのを仄めかす文をムック本で読んだことがあるくらいで、実際その話が確かなのか分かりません(もしご存じの方がいらっしゃいましたら、何という本に書かれているか教えていただけると助かります)。この話が事実だとした場合、情報が公になって2ヵ月ほど経っても、公式アカウントでブルーレイ発売について一切告知がないのもうなずけるのですが……

 まぁもしかしたら、情報発信時期についてどこかと横並びでやるとか、計画があるのかもしれません。しかし、既に情報解禁されているのに公式が一切そのことについて発信しないのは、ファンからすると不可解です。