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新スーパーマリオネーション作品がビデオソフト化

 2020年の新型コロナウィルスの影響でロックダウン状況下で制作された「Nebula 75」が、DVDとブルーレイになるそうです。ディスク化の費用は予約注文に頼っているとの事で、現在公式サイトで予約受付中。気になる方はお早めに。必要最低限以上の売り上げは、5月に予定されている第8話の資金に充てられるとのこと。

追記:ディスクの製造は予約注文に基づいているので、現段階では2回目の製造が行われる保証はないそうです。手に入れたい方はこの機会を逃さないようにしてください。

 また、全ての事前予約にはポストカード一式と、番組のスターであるCircuitからの感謝の手紙が付いくるとのことです。

 

Nebula 75公式サイト

www.nebula-75.com

ネビュラ・75とは 

 ネビュラ・75についてはウィキペディア日本語版に詳しく書かれていますが、ロックダウン状況下でアパートの一室で撮影されたスーパーマリオネーション作品です。

ja.wikipedia.org

 現段階では7エピソードが制作され、YouTubeや海外の動画配信サイトで公開されています。YouTubeにアップされている第1話は日本語字幕で見ることもできますが、今回のビデオソフト化では上記の

https://www.nebula-75.com

にあるORDER ON DISCページの仕様を見る限り、特に注釈もないので第1話以外のエピソードにも日本語字幕が収録されると考えてよさそうです。また、メイキングや予告編などの特典も収録。

 ただ、DVDの方はイギリスのテレビ放送形式であるPAL仕様と記述があるので、日本のNTSC仕様の一般的なDVDプレーヤーでは見れない場合がありそうです。地域制限のためにあるリージョンはフリーという記述があるので、日本でもパソコンのプレーヤーソフトとかで見ることは出来なくもないのでしょうが、その辺自力でなんとかできる方以外はブルーレイにしておいた方が賢明でしょう。

スーパーマリオネーションのこと 

 今回のビデオソフト化のような展開があるということは、スーパーマリオネーションという形態には魅力があって需要があるという証左でしょう。

 日本ではスーパーマリオネーションというと『サンダーバード』が一番有名ですが、それ以外ももっと注目されて欲しいものです。というか、チカラの入ったファン以外だと「スーパーマリオネーション」という言葉の中身が知られてないないのが現状でしょう。

 それが端的に表れた一件があります。それは「Filmed in Supermarionation」が日本の有料放送スターチャンネルで放送された際に、タイトルが「サンダーバードができるまで/スーパーマリオネーションの軌跡」とされた事です。

www.star-ch.jp

 日本ではサンダーバードの名が一番知名度がありますし、見てもらうためにはこの名前を使おうとするのもわかりますが*1、『この作品はスーパーマリオネーションのことがテーマにしているんですから、スーパーマリオネーションの言葉を前に持ってくる方が適切ではないかと思います。

 日本でスーパーマリオネーション作品群の権利を運用している東北新社には、スーパーマリオネーションという形態の作品群が複数あるという点をもっと前面に出して展開して欲しいもんです。そうすれば作品群全体の浸透が進むのではないかと思う次第です。

*1:リブート版の『THUNDERBiRDS ARE GO』の日本題が『サンダーバーズ ARE GO』とならなかった事に関し、こういうことをやってるから日本の英語教育がどうたらと言っている方の意見を読んだたことがありますが、普通に考えて文法がどうのというより、日本で50年も使われて続け幅広い世代に知名度のある「サンダーバード」というある意味ブランド名を外したくなかっただけな気がしますが……日本では『transformers』を『トランスフォーマー』だけにしたりと、わりとあることなのに何故サンダーバードだけ槍玉に挙げるのか理解に苦しみます。あとフォローしておくと、ニンジャ・タートルズのようなちゃんとしたのもあります