よろず手控え帖

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小説版パトレイバーのオーディオメディア化を

 この5年以上の間、パトレイバーのイベント開催やグッズ発売が数多く行われてきました。それはEZYまでの間の繋ぎの意味もあるのでしょう。「物語る」という分野に注目してみると、2つの作品が発表されました。が、どちらも現在は閉鎖された公式ファンサイト発の物です。なので閉鎖当時に会員だった人で、サイトをバックアップしたメモリーカードを受け取った人しか、読むことはできません。

 一つはHEADGEAR伊藤和典氏による小説「寿司屋後藤」。もう一つは、ゆうきまさみ氏の元アシスタントだった森川ひさし氏による漫画「後藤喜一の生きるは恥だがなんとかなる(仮)」。どちらも公式ファンサイト会員でないと読めない物でした。なので、このような複数回掲載による物語が作られたことを知っている人は少数派でしょう。(生きるは~はムック本に載ったことがありますが)

 前述したように、新作パトレイバーEZYに初代特2メンバーが出るのかを仄めかしているし、公式ファンサイトの2作品も後藤喜一の話です。適切な時期が来て、EZYのキャラクターが発表できるようにならなければ、新キャラクターを使って物語ることは不可能なので、当然でしょう。

昨今、小説を朗読した音声を配信するメディア(オーディブルなど)の登場や、ラジオと違って放送時間の枠に囚われない比較的自由な構成が可能で、ネットラジオと違い何時でも好きなときに聞けるポッドキャストの再ブームが起きています。

 

 

 そういう状況の中で、是非ともやって欲しいのは小説版パトレイバーのオーディオブック化。グッズ化を過去のアニメ、漫画などのどれかから行っているのにも関わらず、小説版は手を付けられていないのです。文章作品としてはラノベ版ともいわれる富士見ファンタジア文庫のと、映画版ノベライズがあります。本数も結構あるので分量的にも満足のいく物になるはずです。 朗読する人もパトレイバーの出演声優などであれば、満足度も上がるでしょう。ただ、担当したキャラクターを前に出しすぎると、そのキャラ以外の朗読にアンバランスさを感じてしまうかもしれないので、当時若手声優として脇役出演していた方で今も現役の方とかが良いかも。

 思い返せば、パトレイバーは電話をかけてショートドラマを聞くテレフォンサービスで音声メディア配信を何本も行ったこともあります。これはDVD等に特典として収録。以下のCDのディスク3に収録されている「DRAMA“第2小隊日誌”」など、古参ファンからしてもパトレイバーと音声のみのメディアというのは馴染みあるものです。

columbia.jp

 グッズ発売を活発に行うのも良いですが、現時点で既存キャラクターや物語を利用した展開しか出来ないのは、グッズやイベントの内容を見れば明らかです。

 そういった事情の中で、新たなメディアを利用することで意外と見過ごされがちである小説版の出番があっても良いはずです。今まで小説版を読んだことのない人や、読んだことのある人たちに再度目を向けさせるという利用の仕方もあるはず。もちろん、出版社や作者の許諾的な事情も想像できるし、予算のこともあるでしょうが……。

 オーディオブックでも実現すれば、EZYが出来上がって来るまでのパトレイバーに対するモチベーションを維持したり上げたりできると思うのですが、今のパトレイバーの展開を見ていると金銭的にそういう余裕があるように思えないのが如何ともしがたい……

実物大TNGパトレイバー98式イングラム立像のこと

 先日、デッキアップ用ではないイングラム立像はとある場所に保管されているのにも関わらず、置き場がスクラップ置き場や清掃工場に隣接していた事から、解体場に置かれていると勘違いされ大きな話題になりました。

 立像は『THE NEXT GENERATION パトレイバー』撮影終了後に撮影場所であった某倉庫に一定期間保管され、その後長崎ハウステンボスに移設展示されていました。その展示も現地で突然張り紙で展示終了が告知されました。しかし、ハウステンボス公式SNSからは発表もなく、あまり知られないままというありさま。それをデッキアップイベントで車両移送やデッキアップ操作などをしているオノエンジニアリングが産廃にされる直前で回収したという経緯です。

屋根のない屋外展示の問題点

 ハウステンボスにあった時期に、イングラム目当て会いに行く人がSNSで報告を投稿していました。その内容を見ていて思ったことがあるので、備忘録で書いときます。

 まず、展示方法についてですが、屋外で屋根もない状態で展示されていました。その結果この展示方法での問題点がわかりました。

 レイバーの特徴の一つである、関節カバーやシーリングと呼ばれることがある部分のことです。雨が降るとここに水がたまり、カバーが劣化、そのまま補修しないと破けてボロボロになるのです。特に脇の下のカバーが弛んだ所に水が溜まっていました。展示されている間に何回か補修が行われましたが、最終的カバーが外されて内部骨格である鉄骨が丸出しの状態という最悪の状態になっていました。

 もし、今後あの立像が再度組み立てられてどこかに常設展示されるとしたら、設置者さんにはこの点を問題点として認識してもらわないと、維持費がかさむし長持ちもしません。

 対策方法としては屋根を付けることでしょう。岡山県の道の駅にZガンダムの立像があります。大きさは実物大ではないため7メートルほど。このZガンダムは屋根のある構造物の中にあります。この構造物は三方の壁がシャッターになっており、時間になると開閉させています。これで警備の面もクリアしてます。

www.youtube.com

 噂によると東京湾岸にあった実物大ガンダムの展示が恒久的に行われないのは、警備人件費がかかり続けるからという話です。たしかにありえそうな話です。

 イングラムのような大きさなら、岡山のZガンダムのようにシャッターで覆うことは費用さえ何とかすれば物理的にそんなに難しい話ではないでしょう。まぁ、その費用と場所を出してくれるような太っ腹なところがあればいいという話なんですけど。

 個人的には遊馬の出身地である群馬県前橋市の「道の駅まえばし赤城」あたりに置いてくれないだろうかと。メイン登場人物の出身地という縁もあるし作品に何度も群馬県が登場している、施設面積的も余裕がある、東京~新潟をつなぐ国道17号からのアクセスもしやすい、海に近いと塩害対策が必要だが群馬に海はない、などあります。

 長持ちさせるために屋根付きで設置してくれるところがあれば、土浦でも東京の湾岸エリアの区でも、こういうところでもいいので

横浜・上瀬谷テーマパーク構想 アニメやゲーム核 31年頃開業へ | カナロコ by 神奈川新聞

どこでもいいので、どっか頼んます。

改訂版:伊香保温泉獣人の足跡発見場所訪問

 皆さんは「伊香保温泉獣人」をご存じでしょうか?2006年に群馬県伊香保温泉近辺で足跡らしきものが撮影された、未確認生物(UMA)とされるものです。

 名前からすると、群馬県伊香保温泉近くで足跡が見つかったもんだろうなあと思う方がほとんどだと思いますが、違います。

場所

 私は群馬在住なので、伊香保のどこで見つかったのかずっと気になっていました。そして最近になって某UMA研究家のYouTubeチャンネルにてとある動画が公開されました。海外のUMA研究家が伊香保温泉獣人などの調査のために来日、その調査に同行した動画がそれです。その動画の中に、足跡発見場所の風景映像が!たまたま行ったことのある場所だったのですぐ分かりました。

https://www.youtube.com/watch?v=RpuSe9JXV7A

地元群馬の獣人系UMAの情報が、この様に話題になることを喜ばしく思っていたのですが、

あれ?まったく伊香保じゃない!

よし行ってみよ。ということで、現地で撮影してきました。

 

https://twitter.com/tospo_UMA/status/1625667845710561282

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/33550

 この場所は私有地でもなく、桜の名所と知られる水力発電所の調整池に隣接する公園。ここは伊香保温泉を見聞きしたことのある人がイメージするであろう、「石段街」からかなり距離があります。

  • 直線距離で12kmほど
  • 道路で向かうと14kmほど(自動車での移動時間は道路状況にもよりますが、約20~30分)
  • 徒歩では3時間かそれ以上

 伊香保温泉は榛名山にありますが、足跡発見場所は赤城山です。しかも、利根川を渡らなければならない。

 移動するには、榛名山側から利根川が流れる渋川市街まで下り、そこから赤城山側に登って行くことになります。ちなみに標高は伊香保温泉石段街が750メートル前後。渋川市街が180メートル前後。足跡らしきものがあった場所は250メートル前後です。

 下の図は伊香保温泉石段街と足跡発見場所の2点を直線で結んだ時の断面。それを高低差で表したものです。一番低いところが利根川

高低差

 どちらも関越自動車道の渋川伊香保インターチェンジが最寄の高速ICではあるものの、西と東で反対に位置しています。また、どちらの場所も現在は渋川市なのですが、平成の大合併前はどちらも渋川市とは別の市町村でした。

方位は上が北です

 現在の渋川市民、極端に地理に疎くない群馬県民に「発見場所は伊香保か?」と尋ねれば、9割は違うと回答するでしょう。高速インターチェンジ伊香保じゃないのに名前がついてますが、これは観光地の伊香保へ向かう大多数の人に対する配慮や公共性などといった事からでしょう。

名前

 初報の記事では

仮に伊香保温泉獣人と名付け

と書かれています。しかし、ずっと名前はこのままです。地理的な調査をしたのか甚だ疑問です。

 今のところ伊香保温泉獣人が大々的に新聞報道されたのは某スポーツ新聞だけのようですが、コラムみたいなものだと朝日新聞とかでも書かれた事があります。そのため、そういう記事を熱心に読んでいる読者と、UMA本を読んでいる人くらいしか知名度が無いようです。

 私がこのUMAのことを知ったのは、だいぶうろ覚えなのですが確かテレビです。ビートたけし超常現象SP系の番組だったと思います。画像が映っただけで、時間を割いて特集されたとかではなかったと思います。

 他には2022年7月10日に日本テレビ系『シューイチ』で未確認生物の今昔特集があり、スタジオにUMAの名前がたくさん書かれたパネルに名がありました。この番組の司会者で「ぐんま大使」の中山秀征氏が食いついていたのが印象的です。あの反応からすると、今まで知らなかった感じでした。

知名度

 キャッチーな名前を使いたいというのは分かりますが、発見場所とはかけ離れた場所である「伊香保温泉」という言葉を使わなければならないほど、周辺に世間的に名の知れたランドマークがないということなんでしょうか?

 赤城の知名度も割とあると思うんですよね。一例を挙げると、高い年齢層なら国定忠治の話で。中年層でもTBSで散々放送された『徳川埋蔵金大発掘』で。それより少し下あたりからだと、2度のアニメ化や、実写映画化された漫画『頭文字D』でとか。スマホゲームの艦コレにも赤城出てきますし。立地や位置関係はともかく、名前だけなら聞いたことのある人は伊香保と大して変わらないのではないかと。

 獣人系UMAとして有名なヒバゴンですが、名前の由来である比婆が指すエリアはとても広いようです。しかし伊香保温泉が指すエリアはもっと狭く、伊香保町としても5km四方に収まる広さ。そこまで広くありません。

 そういうところを踏まえれば、例えば、赤城山獣人とか、赤城山(南麓・西麓・南西麓)獣人とかいう名前の方が場所も正確ですし広いエリアを指すので、同様の目撃や発見があった場合に「もしやあの獣人では」と疑いをかけることが出来ます。 

 上で紹介した某UMA研究家の動画でも言っていましたが、やはり伊香保から距離が離れている印象を持ったそうです。さらに伊香保の観光案内所で獣人について尋ねたそうですが、案内所の人は知らなかったとのこと。まぁ当然でしょうね。

 そもそも伊香保は町おこしする必要もないくらいに名が通った温泉地ですし、町おこししようという発想自体がないのかも。