よろず手控え帖

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(現)バナナマン日村勇紀氏のパトレイバー2への声の出演について調べた。

 現在のWikipedia「機動警察パトレイバー2 the Movie」の項目には記載されていないのですが(ウィキペディアの記事は、項目によっては文章が頻繁に追記されたり削除されたりが行われている。そのため編集合戦みたいな言葉もある)、過去にはバナナマンの日村勇紀氏が声の出演していたと書かれていました。

 Wikipediaのライセンス条件を満たせば他のウェブサイトでも二次利用が可能なので、Wikipediaの内容を丸々コピーした別のwikiが存在します。そちらの方はたいていコピーしたまんまで、更新されていないかったりします。そのため、現在も声の出演の件が載っているところもあります。なので、そっちで読んだことのある方もいるかも。

 この本家Wikipediaの編集履歴を調べてみると、こぼれ話という項目に

2006年12月9日
「キャストに日村勇紀とクレジットされているがそれがお笑い芸人バナナマンの日村勇紀であるかは不明」と書かれる。

2007年3月21日
上記の部分が「キャストとして、お笑いコンビバナナマンを結成する以前、ピンのタレントとして活動をしていた頃の日村勇紀の名がクレジットされている。端役の隊員としての出演だが、本人はどんな声を当てたかもう覚えていないらしい。」と編集される

2007年4月5日
さらに上記の部分が「キャストとして、お笑いコンビバナナマンを結成する以前、ピンのタレントとして活動をしていた頃の日村勇紀の名がクレジットされている。本人はどんな役をやったのかもう覚えていないとレギュラーのラジオ番組で語ったが、リスナーからの指摘と相方の設楽統の証言により、冒頭部分に出てくる、シゲに「班長、後藤さん見かけなかったかって」「後藤さん捜してるんだって」と話しかける整備員が日村であるとされた。また、他の部分にも何度か出ていると設楽が話したが、こちらは未確認。」と編集される。

その後、4月5日版をベースに編集者によって「要出典」などが追記されたり、こちらは未確認という記述が削除される。そして2019年7月11日に、コメントアウトで非表示になりました。

 これら要出典の提起やコメントアウトなどは、一応編集者間で議論をするなどの仕組みはあるのですが、いち編集者が独断で進めることも可能。なのでその記事をよく編集している人らで議論されたものなのかは、項目によってバラバラで信頼性があるかどうかは結構あやふや。

 そして本題。2007年4月5日版で付け加えられたラジオ番組というのが、2007年3月20日放送の『WANTED!火曜日バナナマン』第103回であると特定できました。"バナナマンWANTED! 第103回"で検索すると見つかると思います。

 この放送からの反映で翌21日にこぼれ話の箇所が編集され、さらに4月5日に具体的な会話が付け加えられたとみて間違いないでしょう。書いたアカウントは3月21日と4月5日とも別のようですが、Wikipediaのほかの書き込み履歴をみると両方ともバナナマンファンの方のようです。

 ラジオの内容ですが、

設楽:パトレイバーの件についても来てますね。さっきちらっと言ったんですけど。

日村:パトレイバー2です、はい

設楽:ラジオネーム、メン(※表記不明)。あの、パトレイバーの声やってたって、ちょっとはっきりしないと、いつもモヤモヤしてたと。

日村:ん

設楽:これ、班長後藤さん知らないかーっていうセリフがあるんですけど、ここ言ったんですか?と。日村さん出てるんだよね、2,3回隊員役でね。

日村:そうなんですけどね。

設楽:もう覚えてないんでしょ

日村:もうわかんないんだよ俺。

設楽:ね。わかんないって。でもそうですよたぶん。これだと思います。僕も見てそうだと思いました。日村さんの声で。

このような短めのやり取りでした。

 現在の日村さんと30年前の日村さんは体格がだいぶ違うので、イメージが一致しない方もおられると思いますが、YouTubeには痩せている頃の映像もあったりするので、見てみてください。何より、このパトレイバー2出演の後にバナナマンを結成した相方の設楽さんがこのように発言している点から、あのシゲさんに声をかける整備員の声は日村さんで間違いないだろうと判断する次第です。

 ちなみにこの話題は現在TBSラジオで金曜深夜に放送されている『バナナマンのバナナムーンGOLD』でもたまに出ており、去年も出てました。

2026年3月29日追記

 DVD発売時に5.1chサラウンド化されたサウンドリニューアル版で、日村さんの出演とされるシーンの声が別人に差し替えられているとSNSで投稿されています。しかし、劇場公開版とサウンドリニューアルを同時再生してみればわかりますが、差し替えられていません。

 さらにこのシーンの音の分布を周波数と時間軸で表示できるソフトで、両者を比較した画像は以下です。上側が劇場公開版音声をモノラル化した音。下側がサラウンドリニューアル。発音のタイミングだけでなく、音の強さの分布も一致しています。別人の声でここまで一致することはあり得ません。