ITC作品と言われる中の、ジェリー/シルビア・アンダーソンが制作した作品で『海底大戦争スティングレイ』より前の作品はモノクロです。以前、『宇宙船XL5』の1エピソードがカラー化されてブルーレイ発売(日本未発売)された事があるのですが、今回『スーパーカー』と『宇宙船XL5』の新たなカラー化映像が公開されました。
Gerry Anderson Presents: "You’ve Never Seen These"
— Network On Air (@networktweets) 2021年11月21日
Introducing Supercolourisation!
Live streaming from 6:30pm GMT, Thursday 25th November.https://t.co/OMiIE3v8Nn
Register now: https://t.co/HAR0WAL2dq@GerryAndersonTV #YNST#GerryAndersonYNST pic.twitter.com/We32uhP9UQ
今回はitvがライセンスを持つ作品を扱うビデオソフト販売会社Networkのネット配信でお披露目する模様。
以前カラー化された『宇宙船XL5』(のエピソード「A DAY IN THE LIFE OF A SPACE GENERAL」)は、円谷プロ『ウルトラQ』のカラーライズを手掛けたアメリカのレジェンド・フィルムズの仕事。
今回はどこが手掛けたとか今のところ不明。少し前に読んだカラーライズに関する記事では、ここ数年で機械学習AIによって色を塗る箇所の領域選択作業の効率アップがされているという話もありました。
今回の企画がどういう物なのでしょうか。全話カラーライズするのか?はたまた特定のエピソードだけなのか?
『スーパーカー』と『宇宙船XL5』は、日本のスーパー!ドラマTVでここ数年の間にジェリー・アンダーソン特撮祭りと銘打ち放送されたのですが、同様に放送されたカラーの『海底大戦争スティングレイ』とは異なりモノクロなためか、放送は深夜の時間帯放送の編成でした。(スーパー!ドラマTVではモノクロ作品は夜中に回されることが多い)カラーライズされれば、みんなが起きてる放送帯で放送される可能性があるかも。
どちらにしろ、日本でのアンダーソン作品ビデオソフト化事情を見ると、モノクロ作品は日本国内で発売される可能性は低そうなので、スーパー!ドラマTVでの放送や、スターチャンネルEXなどでの配信を期待するしかなさそうです。
そうそう、Amazonプライムビデオチャンネルにある「スターチャンネルEX」という配信サービスの、Amazon経由では無い版が開始されました。細かいことはこちらを見ていただくとして
ここではスーパーマリオネーション版『サンダーバード』(吹替・日本語字幕)の配信が行われています。今後の予定にはスーパーマリオネーションの劇場版2作品の吹替版違い3種や、人間実写版映画があります。
過去にスーパー!ドラマTVクラシックという配信サービスで、『サンダーバード』や『謎の円盤UFO』などアンダーソン作品の多くが独占配信されていたのですが、残念ながらサービスが終了。その後、そこで配信されていたアンダーソン作品は他の動画配信サービスで配信された様子はありません。
しかし、このスターチャンネルEXは数多くアンダーソン作品の日本国内運用権利を持っている東北新社が運営しているので、もしかしたらいずれスターチャンネルEXで見ることが出来るようになるかもしれません。
というか、なってもらわないと困ります。特に未ソフト化作品や、Amazonマーケットプレイスでえらく高額の値付けされている『謎の円盤UFO』のように、ブルーレイが手に入りにくいとかあるので。少しでも多くの人に視聴機会が出来てファンが増えるように、お願いします。