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NHK BS4Kで『サンダーバード』放送は?

4K

 4Kの放送はNHK以外の局も行っているのですが、民放局は番組表見てもあんまりラインナップに力入れていないし困ったもんです。NHKは『刑事コロンボ』や『大草原の小さな家』などのフィルム撮影の海外ドラマを放送してますし、ぜひとも『サンダーバード』もやって欲しいですね。ジェリー・アンダーソン作品の多くは35ミリフィルム撮影で『サンダーバード』も4Kスキャン向きでしょう。

 「4Kにすると見えすぎて味が無くなる」という話もあるでしょうが、ワイヤーが見えるという話は、昔のアナログ放送でも見える時は見えてましたからね。それよりも人形シーンの舞台セット、特撮シーンのミニチュアセット、人形のメイクや衣装などの作り込みの凄さが分かるはずです。あとは劇中メカに使われているプラモデル流用パーツの研究など、画質が貢献することもあるでしょう。

 そもそもHD画質でも見る方法が限られているのが現状です。日本ではネット配信すら行われてませんし、HD画質の物ですらブルーレイを購入するか有料CSなどで放送されるのを見る以外方法が無いんです。これは確実に新たなファンを獲得しにくい環境になっています。

 50年の間、なんだかんだで地上波テレビ再放送が10年間隔で行われ、その度に少なからずファンを作るパターンでした。しかし、今のテレビ放送作品を見ればそれが効かない時代になったのは明らかです。そこに出て来たのが、CGとミニチュアによる『サンダーバード ARE GO』なわけです。あの作品を見てファンになった人や、サンダーバードが救助活動を描いた作品なのを認識した人もいるでしょう。

吹替

 あとは、『大草原の小さな家』で行われた吹替の新録音ですね。もし、『サンダーバード』で新録音するとなると、誤訳や現在の放送基準に合わせた翻訳がされるでしょう。よく言われる誤訳がリフトオフを「リフトを外せ」になってるところとか、軍人の階級の誤訳。新録音することになった場合は、この辺の専門家やサンダーバードに詳しいライターに監修してもらうとか、翻訳にもこだわって欲しいですね。

 ノーカット放送なら何と言っても全編吹替で聞けるところがミソです。現在の日本語吹替は日本初放送時にカットされ吹替が無かったシーンや、その後の再放送でカットされて現存していないシーンが結構あります。そういうシーンは英語音声+日本語字幕になります。新録音されるとなると、その辺が解消されるわけです。

 まぁただ、50年以上に渡って使われた馴染みの声の出演で無くなるというのは賛否分かれるのは想像できます。しかし初放送時吹替版が、岸田今日子ムーミンのようにほぼ封印されるような形になるならともかく、4K放送用に使うくらいならそう目くじらを立てる事でもないと個人的には思います。お馴染みのキャスト版はLD、DVD、ブルーレイと何度もソフト化されてますし、たぶん聞けなくなることは無いでしょう。むしろ4Kソフト化するようなことがあれば、新録音版を特典として収録すれば多少の売りにもなりますし、選択肢が増えます。

 まぁちょっと心配なのは、あるか分かりませんが今後次世代メディアで発売するときに、よく知らない担当者が「ノーカットの新録吹替版があるからこっちだけ入れとけば(使えば)良いや」となる事態ですね。まぁディスクなどの物理メディア商品はネット配信などの台頭もあって、コレクターズアイテム的な存在になりそうな気配もあるので、むしろ全部入りとかやる方向になるかもしれませんが。

 まぁそれよりも、バンダイビジュアルのエモーションから初DVD化された際に、疑似ステレオ化という事で元の音質に馴染まない効果音が追加された音源(以降に発売されたDVDやブルーレイはこの音源を収録)を元に戻した吹替版を収録してもらいたいですが……

 

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