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サンダーバードの日オンラインイベントの動画が公開

 サンダーバードの日である9月30日に開催されたオンラインイベントの様子が多分ほぼノーカットで公開されました。

www.youtube.com

 Thunderbirds The Anniversary Episodesの3話を無理にまとめるような形ではないというのは、樋口監督が日本向けの構成を担当すると発表用されてすぐに自身のTwitterアカウントでツイートしてたことなので分かっていましたが、この動画によって今までの情報不足で懸念していたことが杞憂だったと、分かりました。

 今回のイベントで3話を作ったスタッフたちへの思いが語られたことにより、個人的に杞憂していたThunderbirds The Anniversary Episodes制作陣の影が薄くなったり、存在しないかのような扱いにならなくて良かったと。

 なぜこうのように思っていたかというと、最初にこの3作品をまとめて上映すると発表された際、プレスリリースやそれを基にした各ウェブメディアの記事で、Anniversary Episodes制作陣の扱いがほとんどなかったからです。最後の方にちょこっと名前が出ている程度で、イギリスの熱狂的なサンダーバードファンくらいにしか書かれていませんでした。

 そして、この発表の記事や、見出しだけをみてツイッターでコメントしている人らが結構な割合で、これから撮影して作る、日本で樋口監督が作る、と誤解している始末。記事を読めば分かる事なんですが、Twitterには記事なんか読まずにコメントする人が割と多い。

 さらに言えば、イギリスでの初回放送と近い時期にリリースされたレコード音声からの映像化なのにもかかわらず、ファンの二次創作みたいのにならなければいいが、なんて言う人も見かけました。

 この音声ドラマのシナリオは、テレビシリーズに参加していた脚本家やパーカーの声優らによって書かれている物、さらに人形を操る人形師の1人や監督の1人はテレビシリーズでも人形操演や監督を務めた人なのにも関わらずです。

 脚本家らの名前は大体の記事の最後の方にかいてありました。名前だけなのでテレビシリーズに参加した人なのか詳しい人でないと分からないかもしれませんが、そもそも現在においてシナリオを書く形ではないのは、記事を読めば分かる事です。

 実際に見ればそういう誤解も正されるのでしょうが、変な風に誤解されてAnniversary Episodes制作陣の熱意と行動努力が蔑ろにされるのではないかと懸念したわけです。

 今回のイベントで、監督・プロデューサーのスティーブン・ラリビエー氏から樋口監督への質問の回答で、『サンダーバード55/GOGO』を見た人にはAnniversary Episodes制作陣の熱意は確実に伝わるだろう構成になると分かり、安堵しています。