よろず手控え帖

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企業ソング

 「ジャパネットたかた」が25周年記念番組で、スタジオにあのテーマソングの作曲者を呼び歌ってもらっているのを見た。

 「あの会社と言えばあの曲」というような企業ソングは色々あるが、地元群馬の企業で有名なところでは、「ワークマン」がある。

 吉幾三のあの曲は20年以上、彼がキャラクターとして起用されていたのは恐らく30年以上だったが(扱い商品のカタログモデルまで務めていた)、昨今の会社イメージや扱い品のリューアルであっけなく捨てられた。

 あの会社としても、使うのを辞めるには色々考えたのかもしれないが、少なくとも20年以上使われ、チェーン店の無い県でも在京キー局発の番組の合間にCMが定期的に流れていて定着してきたものを捨ててまで、店のイメージを変えなければいけなかった(のかもしれない)ワークマンには同情の念すら覚える。

 動画によっては読むだけ時間の無駄だったと思うようなコメントもあるYouTubeだが、ワークマンCMのコメント欄を見ると、あのCMと曲の愛され具合が良くわかる。

 冒頭で書いたジャパネットたかたの番組では高田明・前社長が登場し、曲が出来た経緯なども語っていた。さらに企業ソングの扱いについても持論を語っていたが、長く使われ、企業名と共に認知され、消費者にも愛されている曲を大切にする姿勢が、番組内での扱いに表れていたように思う。

IKZOのCM曲を使わなくなったワークマンには喝ですよ!喝!