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ベルギーのアニメ映画祭で新パトレイバー・プロジェクトの話題

アニメ パトレイバー

 ベルギーのブリュッセルで開催の「anima 2017」で 片渕須直監督の映画『この世界の片隅に』が上映され、その質疑応答でプロデューサーの真木太郎さんが色々話をしていたそうなのですが、その中でパトレイバーに関する話が出ていたそうです。

↓その記事

cultureremains.com

 氏は以前機動警察パトレイバーにスタッフとして参加していた縁もあって、最近真木氏がパトレイバーの権利の管理人をすることになったというのと、真木氏が岡田斗司夫氏の番組に出演した際、パトレイバーのこれからみたいなことを話していたというのは前にも書いたんですが

mech.hateblo.jp

 今回出た記事には、

(聞き手)Vous avez gagné une notoriété mondiale lorsque vous avez produit Patlabor: The movie en 1989. Ce dernier était diffusé à la tv française et il a grandement contribué à populariser le manga et les animés dans notre société. Qu’en est-il du projet de nouveau Patlabor?

(真木氏)Le projet de film du nouveau Patlabor est confirmé. Les graphismes vont évoluer pour correspondre aux exigences actuelles. La plus grande différence entre la version de 1989 et la nouvelle version est l’époque dans laquelle nous sommes. En 1989, une histoire qui se déroule en 2030, c’était loin. En 2017, c’est dans une dizaine d’années.

 とあります。

(聞き手)あなたは機動警察パトレイバー(映画1作目)を作ったときに世界的な評価を得ています。これはフランスのテレビで放送されたし、我々の社会で漫画とアニメの普及に大いに貢献しました。新しい機動警察パトレイバープロジェクトはどのようなものですか?

(真木氏)新しい機動警察パトレイバー映画のプロジェクトが確認されました。グラフィックは、現在の要件に合うように進化しそうです。1989のバージョンと新しいバージョンの最大の違いは、我々がいる時代です。1989年、2030年に設定された物語それは遠かった。2017年に、それはおよそ10年です。

 

 辞書首ったけで調べてみましたのでちゃんと合ってるか微妙ですが、最後の「1989年、2030年に設定された物語それは遠かった。2017年に、それはおよそ10年です」があやふやで自信がありません。

 1989年に作られたパトレイバーが、約10年後の2000年前後という未来を舞台にしていた事と同様の「だいたい10年後の舞台設定」にする、という事でしょうか。

 新しいバージョンが2017年から10年先が舞台となれば、数字として出ている「2030」この年の前後が舞台になる設定という話かもしれません。上にある前に書いた記事の中で、真木氏はオリンピック(たぶん東京大会の事)までにはやりたいと言っているので、2020年から10年後で2030年という可能性が高い気がします。フランス語が分かる方いたらブログのコメントで教えてください。

追記

 「機動警察パトレイバーREBOOT」公開記念トークイベントで今後の展開について聞かれた出渕さんは「具体的に何も決まっていない」としながら、以下の様に発言していました。

↓ニコニコのアカウントを持っていれば、アーカイブが無料で観れます。

live.nicovideo.jp

でまあそれで、やるとすればパトレイバーって常に何かこう、その放映もしくは上映されている時代よりも10年後先みたいな。設定はそうなんですけど、でもやってるのはその同じ時代っていうの、風景っていう形なんですけど、そういうスタンスになるんじゃないかなという感じはしますけどね。 

と語っていました。

ーーー追記ここまでーーー

 

 あと気になるのは「バージョン」という言葉です。真木氏が日本語でバージョンと言う言葉を使ったかどうかで、意味するところが変わってくるのではないでしょうか。

 日本語を母国語として使う人間のなかで、バージョンという言葉がどのような意味で使われているかという話です。端的に言えば、続編作品なのか、物語を一からやり直す方のリブート作品なのかという事です。続編で新バージョンと呼ぶか、リブートを新バージョンと呼ぶかは人によってかなり曖昧になる所でしょう。

 

 パトレイバーを見たことある方は、この作品にはレイバーと言う存在以外にも未来要素がある事はご存知だと思います。

 初期OVA発売時にまだ出来てない東京都庁が出てきたり、映画でも当時まだ普及していなかったパソコンのグラフィカル・インターフェースの描写を取り入れたり、最近やっと実用化されそうな網膜投射型のヘッドマウントディスプレイが出てきたり、TVシリーズでも架空の超高層ビルが出てきたり。

 そういったテイストを新バージョンでも取り入れようとするのは自然ですし、そうなると現在、もしくは2、3年先が舞台の場合、そう言った要素を作品に取り入れようとすると、比較的すぐに実現可能な技術などを取り入れてしまい、あんまり未来感が出せない可能性があります。

 短編ではなく複数話から成るシリーズになれば、それらの設定やテイストが物語に活かされてくるものですし、物語進行上必要にもなってくるでものしょう。

 そう言った点からも、今までのシリーズを重ねるうちに「10年後」というキーワードはかなり意味を持った物になったのでしょう。

 しかし、もし2030年を舞台にした何れかの続編ということであれば、特車二課も何代目になるんでしょう?そういった情報も含めて、今後パトレイバーの新プロジェクト情報が小出しにされて行きそうな気配ですね。

 

 あと記事の後半には、浦沢直樹さんの漫画『PULTO』のアニメを株式会社ジェンコが手がけるという事が載ってます。