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ファイアーストームの人形特撮化進行中

サンダーバード アニメ メカ 特撮

ファイアーストームのパイロット版

 半年ほど前に「ジェリー・アンダーソンサンダーバードのプロデューサー)が原案を務め2003年に日本で放送されたアニメ『FIRESTORM』を、アンダーソン・エンターテイメンが人形特撮化しパイロットフィルムを製作をするために、クラウドファンディングで資金集めをしている」と言う記事

mech.hateblo.jp

を書きましたが、そのプロジェクトは着実に進行しているようです。

人形お披露目

 6月に行われた、Andercon(アンダーソン・エンターテイメン公式のジェリー・アンダーソンイベント)で、ファイアーストームに登場するキャラクターの人形などが展示されたようです。

www.youtube.com

上のリンクのブログでは、作中に登場するビークル「トルネード」のミニチュアモデル画像が出ています。1965年版サンダーバードのような、メカの巨大感を感じさせるローアングルからの構図がありそうな「トルネード」の構造に惹かれますね。

 ↑の映像はパイロット版に向けてのテストリールのようです。ちなみにキックスターターの出資者のみが閲覧出来るブログが開設されており、そこでは他にもプロジェクトの進行具合が公開されています。

人形

 人形は『ティム・バートンのコープス・ブライド』『ピングー』『チキンラン』などでも人形を作った「マキノン&ソーンダース」が手がけたそうです。

 顔の構造としては、2003年リメイクパイロット版サンダーバードと同じで、顎自体が可動し、その上に樹脂の皮膚が被せてあり、瞬きも可能のようです。

人形を操る技術

 ファイアーストームの取った方法は、2003年リメイク・パイロット版サンダーバードのように、支持棒による操演ですね。

 この「棒で人形を操る」という方法は、VFXで支持棒を消す事が前提のもので、日本でも採用例がいくつかあります。結構前からシリーズ化しているアフラックのアヒルが出るCMは、長らくこの方法で撮影されています。

 比較的最近の作品として、2012年7月から東京都現代美術館で開催され、地方巡回展も行われた「特撮博物館」で上映された『巨神兵東京に現わる』に登場する巨神兵の操演も、動かす人形の大きさが異なるものの同じ方式でした。

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出典:特撮博物館別冊 巨神兵東京に現わる

この時は樋口監督の「巨神兵は人間が入れるプロポーションではないので、文楽人形のように外から操演したら面白いんじゃないか」という提案で、この方法になったそうです。

 さらにこの巨神兵のノウハウを活かし、スバルと進撃の巨人のコラボCM(2014年1月放送)が製作されました。

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出典:zip

2015年8月に公開される実写映画『進撃の巨人』に登場する大型巨人も、この方式で撮影されているという噂です。

 4月に樋口真嗣監督が新作日本版『ゴジラ』で監督を務める事が発表されましたが、もしかしたら『ゴジラ』でも何らかの形でこの表現手法を使ってくるかも?

パイロット版の先

 話がそれましたが、この人形特撮版『ファイアー・ストーム』のパイロット版が完成した暁には、この方法での表現が評価され、シリーズ化に協力してくれるスポンサーが現れる事を願いたいと思います。そのときには日本放送も期待したい!

 

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