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追記の多いブログ

パトレイバー公式ファンサイトについてのプレスリリースの違い

※この記事は2020年6月20日の昼に書き、21時ちょうどに公開するよう投稿予約された記事です。

8/10 パトレイバーの日サービス開始

 新型コロナ感染拡大の影響で延期になっていた、機動警察パトレイバー公式ファンサイトの募集が開始され、8月10日からサービス開始すると発表されました。

PR TIMES (2020年6月19日 12時00分)

prtimes.jp

株式会社ジェンコ (2020年6月20日付)

www.genco.co.jp

 

 これらのプレスリリースの文章には違いがあるので、記録として書いておきます。太字で強調されているところが違いのある個所です。

違い

 まず、公式Twitterがリンク先として一番最初にツイートした(つまり一番拡散し多くの人の目に触れたもの)PR TIMESで流されたプレスリリースの文章

■主なコンテンツ内容
①会員限定映像コンテンツ
・新情報を紹介!「パトinfo」
・舞台地を広報室員が探訪!「パト散歩」

パトレイバーWeekly Report
・制作関係者が当時を語る「パトレイバー列伝」
・当時の関連記事を再録「蔵出しギャラリー」
・マニアが愛を語る「フリーク・トーク
・スピンオフ・ショートマンガ
・制作中のEZY最新情報をお届け「EZYニュース」

③オープン記念!生オンラインイベント
・8月10日(パトレイバーの日・月祝)午後8時10分開始!原作者HEADGEARをゲストに「パトレイバー」開始当時と これからを聞く一夜限りの生オンラインイベント開催!一夜限りの生オンラインイベントを開催!

④会員限定グッズ販売
・田島照久氏デザイングッズなど会員限定商品を販売

アーカイブ・ギャラリー
・過去の貴重な版権ビジュアル等を限定公開

これと比較する形になるのが、原作者HEADGEARからパトレイバーの版権管理を任されている株式会社ジェンコが自社公式サイトで流したプレスリリースの文章

■主なコンテンツ内容
①会員限定映像コンテンツ
・新情報を紹介!「パトinfo」
・舞台地を広報室員が探訪!「パト散歩」

映像は毎週1本を配信!

 

パトレイバーWeekly Report
・制作関係者が当時を語る「パトレイバー列伝」
・当時の関連記事を再録「蔵出しギャラリー」
・マニアが愛を語る「フリーク・トーク
・スピンオフ・ショートマンガ
・制作中のEZY最新情報をお届け「EZYニュース」

ブログ形式の会報は毎週更新!毎週新しいパトレイバーの情報が手に入ります!

 

③オープン記念!生オンラインイベント
・8月10日(パトレイバーの日・月祝)午後8時10分開始!原作者HEADGEAR●●氏?をゲストにパトレイバー」開始当時と新作EZYに向けてのこれからを聞く一夜限りの生オンラインイベント開催!一夜限りの生オンラインイベントを開催!

 

④会員限定グッズ販売
・田島照久氏デザイングッズなどここでしか手に入らない会員限定グッズを販売

 

アーカイブ・ギャラリー
・過去の貴重な版権ビジュアル等を限定公開
 ファンサイト内でしか見られない蔵出しのイラストや資料を公開いたします

 

次にPR TIMESのプレスリリースにある素材DLで誰でもダウンロードできるファイル。その中にチラシの高解像度画像がありまして、これの文章。 

◎会員限定コンテンツ
■新情報を紹介!「パト info」
■舞台地を広報室員が探訪!「パト散歩」
and more…

パトレイバー Weekly Report(オンライン広報)
■制作関係者が当時を語る「パトレイバー列伝」
■当時の関連記事を再録「蔵出しギャラリー」
■マニアが愛を語る「フリーク・トーク
■スピンオフ・ショートマンガ
■『PATLABOR EZY』の最新情報をお届け「EZYニュース」
and more…

◎オープン記念!生オンラインイベント
■8月10日(パトレイバーの日・月祝)午後8時10分開始!主要制作スタッフをゲストにパトレイバー」開始当時とこれからを聞く一夜限りの生オンラインイベント開催!

◎会員限定グッズ販売
■田島氏デザイングッズなど会員限定商品を販売

アーカイブ・ギャラリー
■過去の貴重な版権ビジュアル等を限定公開

 

 まず、ジェンコの公式サイトで出された文章には

  • 映像は毎週1本を配信!
  • ブログ形式の会報は毎週更新!毎週新しいパトレイバーの情報が手に入ります!
  • 原作者HEADGEAR●●氏?をゲストに
  • ファンサイト内でしか見られない蔵出しのイラストや資料を公開いたします

 そしてチラシ画像の文章では

  • 主要制作スタッフをゲストに

とあります。チラシは面積的な理由から文章を省略しても不思議ではないのですが、特にそのような制限がないであろうPR TIMESジェンコ公式サイトのプレスリリースとの比較で、なぜこのようにバラツキがあるのかは不明です。

 

6月23日追記

 PR TIMESの記述に追記されました。発表から24時間以上経った6月20日(土)16時22分に加筆調整したと最後に書かれています。このブログのこの記事は20日の昼に書き、21時ちょうどに公開するよう投稿予約をした記事のため、リリースに加筆後にこの内容で公開された形です。リリース公開当初のアーカイブと比べる場合は↓のweb.archive.orgのをどうぞ。

web.archive.org

当初のリリースには記述されていなかった

  • 映像は毎週1本を配信!
  • ブログ形式の会報は毎週更新!毎週新しいパトレイバーの情報が手に入ります!

の2項目が足されました。

現在のリリース↓

『機動警察パトレイバー』会員制公式ファンサイト「特車二課・分室」8月10日=パトレイバーの日サービス開始 本日より会員募集開始!|株式会社ジェンコのプレスリリース

 ちなみにYahoo!リアルタイム検索でキーワード「パトレイバー ファンサイト」のグラフ(発表された19日12時から21日12時まで)を見てみると、高さがあり裾野が長い山は発表直後から20日の朝6時頃まで。23日になる直前にある山は、声優の古川登志夫さんがパトレイバー公式のツイートをリツイートした結果の山です。

f:id:oheru:20200623011924j:plain

Yahoo!検索ヘルプ リアルタイム検索結果の見方

ーーー追記ここまでーーー

 

2020年7月17日追記

 公式サイトのNEWSが更新され、ファンサイトについての新情報が発表されました。

patlabor.tokyo

注目点は

・ 制作中のEZY最新情報をお届け「EZYニュース」
※EZYニュースは2021年1月から不定期での配信となります。

ブログ形式の会報は毎週更新!毎週新しいパトレイバーの情報が手に入ります!

 そしてEZYニュースの配信についてですね。こりゃあ今年中に本編見られそうになさそう?日本の年度制で2020年度中はもしかしたら、と期待しておきます。

ーーー追記ここまでーーー

反応

 パトレイバー公式Twitterが19日昼に投稿したツイートに対する返信や、コメント付き引用リツイートを見ると、

nlab.itmedia.co.jp

↑(現在はiOSandroid、web版で見られるよう対応されている)

 

コンテンツ内容に対する不安というか心配をしているファンが結構居ます。なので、 特に「会員になろうかな?」という気が少しでもある人が参考にするであろう、コンテンツ内容についての部分(映像は毎週1本を配信!、ブログ形式の会報は毎週更新!毎週新しいパトレイバーの情報が手に入ります!と言う所)がPR TIMES版に欠けているのは、一番拡散されたであろうことを考えると、非常にもったいない。

 PR TIMESが削ったんじゃないか?と疑う方もいるかもしれませんが、文章についてPR TIMESが削るとかそういう事はしていないはずです。あのサイトはプレスリリース配信プラットフォームであり、各社が出す文章までに干渉してくるようなサイトではないはずです。(ただし、PR TIMESでの配信内容はネットメディアなどが供給を受けているので、各社が編集しなおして記事にすることがある)

 それと、生オンラインイベントのゲストについての書き方が違うのですが、これPRTIMES版だけ読むとHEADGEAR全員か関わっていない事を明言した一人を除いた人たちが出演するのかな?と思うところですが、ジェンコ公式サイト版を読むと誰か一人なの?と思う書き方です。

情報発信 

 このような違いがあるわけです。以前からパトレイバー公式Twitterや公式サイトでの情報発信方法に問題があるのを書いてきましたが、あんまり変わってないですね。公式サイトのNEWSにファンクラブ募集開始の記事が出たのは20日17時前後です。

 

mech.hateblo.jp

 それと最近気づいたのですが、パトレイバー公式サイトのNEWSページにある画像の多くがPR TIMESのサーバーに保存されている画像に直リンされていますね。多少前からネットをやってる身としては、直リンはホームページやwebサイトの管理運営のマナー的にやってはいけないことの1つとして認識していたのですが、最近はそういう事もないのでしょうか?PR TIMESのサイトがメンテナンスなどで閲覧できなくなったら、直リンしてるパトレイバー公式のサイトでも表示できなくなるわけですし、まぁ管理的に良い方法ではないでしょう。

 

公式ファンサイト運営企業

 公式ファンサイトの運営は、株式会社アクセルエンターメディアという会社が担当することはプレスリリースにも書かれています。企画運営の主体はこの会社になるということでしょうから、今までの状態が改善される可能性には期待が持てます。

 そして、この会社のサービスに関するページを読むと、

www.axelentermedia.co.jp

当社のメインビジネスモデルは、ライツホルダーとの共同事業契約に基づき、パソコン向け、ケータイ向け(スマートフォンも含む)ファンクラブサイトを立ち上げ、有料課金モデルを構築することで、ファンを有料会員化し、ロイヤリティの高いユーザ層を対象としたより高いサービスを提供します。

と書かれています。勘のいい方ならお分かりだと思いますが、そういうことです。別にこういう形のビジネスが悪いなんて思ってはいませんが、どういうファン向けなのかはお判りでしょう。

 EZYすら始まっていない現段階で、新たなファンを多く取り入れようとするのは中々難しそうです。TNGパトレイバーでパトファンになった人も一定数いますが、どう考えたって昔からの固定ファンを対象にした方が得策なのでしょう。EZYが始まってから新しいファンを多く取り込むというロードマップなんでしょうね。

 

機動警察パトレイバー 泉野明ぴあ (ぴあ MOOK)

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  • 発売日: 2020/03/31
  • メディア: ムック