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2016年10月22日(英国時間)Thunderbirds Are Goシーズン2放送開始

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 シーズン2の情報を日本で放送されるまで知りたくない方エピソードのあらすじも知りたくないと言う方は(何らかの方法でこのブログまでたどり着いた方には無用だとは思いますが)、この先読まない方が良いでしょう。

シーズン2の放送

 イギリスで『サンダーバード ARE GO』こと『Thunderbirds Are Go』を放送しているitvから第2期(全26話)の放送日時が発表されています。

 イギリス時間の2016年10月22日(土)午後3時30分からエピソード1「Earthbreaker」、午後4時からエピソード2「Ghost Ship」が放送予定。

News | Thunderbirds Are Go

 シーズン1でも一部ゲストメカがミニチュアモデルでしたが、シーズン2ではサンダーバードにもミニチュアモデルを使用する事が明らかになっています。果たしてどのくらいの割合でミニチュアモデルが使われるのでしょうか?楽しみです。

あらすじ

 下の2エピソードのリンクには結構詳しいあらすじが出てるので、あんまり詳しく展開が知りたくない方は注意が必要です。

    エピソード1のあらすじを簡単にネタバレにならない程度に言うと「地割れに(この記事の下の方にある画像の)マシンが落ちて出れなくなり、サンダーバードが出動する」話。
    エピソード2は「宇宙空間にある廃宇宙船から救難信号が発信され、サンダーバードが出動する」話です。

 

www.itv.com

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追記:下のサイトで画像が沢山掲載されてます。

ゲストメカ

 公式Twitterではエピソード1に登場するメカの画像が公開されています。

クラシックシリーズの「クラブロッガーの暴走」に登場するクラブロッガー*1のようなカニ型で、「ジェットモグラ号の活躍」に登場するゴング*2。のような足回りと役回りといった所でしょうか。

 

 

 

*1:自走しながら森林を伐採しパルプを製造する巨大マシン

*2:英語名「sidewinder」、アメリカ陸軍最新兵器で二つの腕と四本の脚で歩く巨大なマシン

ニコ生でパトレイバーの一挙放送

 ニコニコ生放送で『機動警察パトレイバー』及び『THE NEXT GENERATION パトレイバー』の一挙放送が行われます。

 『機動警察パトレイバー アーリーデイズ』こと初期OVA、劇場版第3弾『WXIII 機動警察パトレイバー』、『ミニパト』は放送されません。『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』は放送されますが、そのディレクターズカット版は放送されません。

 

live.nicovideo.jp

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機動警察パトレイバー REBOOT』

 短編アニメーション企画「日本アニメ(ーター)見本市」のEXTRA作品である『機動警察パトレイバー REBOOT』の1週間限定上映は10月15日から東京・新宿バルト9と大阪・梅田ブルク7で。初日となる15日(土)には新宿バルト9にて監督の吉浦さんと監修・メカデザインの出渕さん登壇のトークイベントを実施。

 また11月3日〜6日に開催される、北海道・新千歳空港国際アニメーション映画祭2016に「日本アニメ(ーター)見本市」が映画祭に参加。11月5日(土)17:00~/シアター2での上映も行われます。

 検索してると本編8分に不満がある方が多いようですが、日本アニメ(ーター)見本市の企画として作られた(どう言う経緯でかは新千歳空港の映画祭で分かるでしょう)ので、以下の通りです。

オリジナル企画・スピンオフ企画・プロモーション映像・MusicPV・VJFilmetc...
ジャンルを問わず愛と勢いで創りきる数々のオムニバスアニメーション
期間、予算等を制限した中での企画開発、R&D、人材育成、自由な創作の場として
この先の映像制作の可能性を探るWEB配信アニメーションシリーズです。

 

 

『サンダーバード ARE GO』エグゼクティブPのインタビュー記事が公開中

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 2016年10月4日付けの海外WEBサイトで『サンダーバード ARE GO』のエグゼクティブ・プロデューサーであり、特撮部分のを手がけているウェタ・ワークショップ代表 リチャード・テイラー氏のインタビューが公開されています。

worldscreen.com Q&A形式のインタビュー記事には色々と興味深い話題が出ています。

経緯

 いくつか個人的に気になるところを挙げてみましょう。訳についてはだいぶ意訳してます。

Q.どのような経緯で懐かしいこのシリーズを復活させる事に関わるようになったのですか?

A.最初は幼年期の情熱から始まりました。私はしばしばウェタ・ワークショップのDNAには、部分的に『サンダーバード』に対する愛情があると言っています。

私は英国と移住先のニュージーランドで『サンダーバード』の放送を見て育ちました。ありがたい事に、移住した時ニュージーランドでも放送が行われていたので、私は『サンダーバード』に対する熱意を持ち続ける事ができました。

<略>

私は『サンダーバード』に対して情熱的で熱心な人と『サンダーバード』を復活をさせようとしました。我々はテスト映像を制作し、英国に飛びました。

我々はなんとかジェリー・アンダーソンシルビア・アンダーソンに会う事が出来ました。そして彼らは我々に承認を与えてくれました。

その当時、カールトン・インターナショナル・メディアが『サンダーバード』の権利を所有していました。我々は彼らにテスト版を売り込み、彼らは非常に暖かくそのアイデアを受け取ってくれました。しかしその後、カールトンがITVに買収され、悲しい事にプロジェクトはそこで消えました。

 これは2003年頃に製作された、棒で操作する人形劇版のパイロット版(放送局などに売り込み用映像、2005年放映予定と発表されていた)映像の事ではないでしょうか。

 

mech.hateblo.jp

 インタビューの中で、テスト版から11年かかってARE GOの制作に漕ぎ着けたような事をいっていますし、時期的には符合します。

シーズン2

 インタビューではさらにシーズン2以降の事も語っています

脚本家は常にキャラクターを紹介する必要がありません。なぜなら、シーズン2までに視聴者はトレーシーファミリーやキャラクターの間の関係を知っています。

これは個々のキャラクター展開とは対照的に、ずっと多く状況とトレーシーファミリーらのユニークな資質や技量にフォーカスすることが出来ます。物語はより大きい飛躍を遂げることができるのです。

 <略>

ロブ*1は非常に巧みにシーズン1からシーズン2を横断しています。

その中で非常に上手くB-ストーリー*2を織り込みました。シーズン3ではそれらを発展させ、場合によってはそれを完結させる機会を与えます。

番組のファンにとって、それは非常に幅広く感情に訴えるB-ストーリーが展開するのを見る事が出来ます。

 要するに「視聴者はシーズン1で登場人物たちの関係は把握しており、シーズン2では事故や災害の状況や登場人物が持つ資質にフォーカスして描く事が出来る。さらに各シーズンを横断するサブストーリーや伏線が配され、それを回収するエピソードがある」という事みたいです。

SITUATION

 シーズン1の放送時に見かける事が多かった感想として「救助要請側のそれまで対応が描かれていない」というのがあるのですが、これはクラシックシリーズの物語構成が

「事故・災害発生→現場での対応→対応が失敗→国際救助隊への救助依頼→サンダーバードや救助メカの活躍」

というある程度の型に添ったものであり、このステップが描かれる事に魅力を感じている人達の感想だと思われます。

 シーズン2から「Situation」にもフォーカスを合わせるということなので、事故や災害の状況・事態が描かれる可能性は高そうですね。

 

 テイラー氏はニュージーランドやイギリスでは結構多くインタビューを受けているようで、テレビ出演やネット記事も多く見かけます。日本ではキッズ向けの月刊誌などでARE GO記事の連載等はあるのですが、日本でスタッフのインタビューや制作経緯なんかを知ろうと思うと、DVDやブルーレイのBOXに収録されている映像や、講談社が出版している公式ガイドブック、特撮秘宝の記事とかくらいしかありません。web記事などはちゃんと翻訳して出してくれる所もないし、地道に情報収集するしかないです。

 

 

*1:シリーズ構成・脚本のロブ・ホージー

*2:サブプロット