よろず手控え帖

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KATO「1/150 パトレイバー計画」が発表

 鉄道模型の国内大手にKATOというブランドがあるのですが、そこから「1/150 PATLABOR計画」という商品の情報が出ました。

 鉄道模型のサイズにNゲージというのがあり、その縮尺が1/150前後なのですが、その列車を走らせるジオラマ鉄道模型界ではレイアウトと呼ばれる)に合わせたサイズのレイバーやキャラのフィギュアが計画中という話です。第1弾はイングラムグリフォン、第2小隊メンバーで、2018年8月4、5日に東京ビックサイトで行われる「鉄道模型コンテスト2018」で試作品の展示するそうです。

 さらにこのコンテストでは、高田明美先生による「T-TRAKジオラマコンテスト2018 パトレイバー賞」の選定も予定。

 T-TRAKとは、レールの配置場所が決まっているジオラマベースで、このベースを複数繋げることが可能。ベース毎に色々な風景にすることも可能で、その中を鉄道模型を走らせることが出来るものです。

 イングラムはだいたい全高5センチちょいの大きさになるはず。過去にこのサイズの商品というと、テレビシリーズの放送時に不二家から食玩として発売されたプラキットがこのサイズ。バンダイの1/60スケール以上のラインナップで、第1小隊の初代パトレイバーとしてお馴染みの大将、そしてパイソンもラインナップされていました。

 今回のTwitterの反応を見てみると、いろんな風景のジオラマにレイバーを置いてみたいというのと、劇場版のパトレイバー2やREBOOTで登場したようなレイバー輸送列車も出してほしいというような反応があるようです。

 この企画自体はもともとファン有志が行っていた活動が発端ということらしく、そちらの活動を見てみると色々な風景の中にレイバーを置いて楽しんだりしているようです。このようにファン活動が商品化活動につながるのも、パトレイバーファン層の広さといったところでしょうか。

 

 遊び方としては、アニメやマンガの劇中のような、レイバーが存在する風景を情景模型にして楽しむという点ではないかと思います。鉄道模型のレイアウトだけでなく、鉄道を含まないジオラマでも、Nゲージの建物模型などを流用してパトレイバーの世界観を再現して楽しめるといった感じでしょう。

 列車にレイバーを載せて走らせるということも、ご紹介したファン有志の方々もすでに試しているようですが、パト2やREBOOTのレイバー鉄道輸送シーンは物語創作上の嘘があります。1/150スケールのレイバーフィギュアをそのままの列車に乗せようとすると、幅が大きくて列車から飛び出してしまい、カーブで隣のレールを走っている列車と接触したり、カーブのトンネル内で接触したりするでしょう。なので、レイバーフィギュアとは別に、劇中に登場した輸送車両(搭載されたレイバーはもっと小さくするか、誤魔化したもの)が製品化されれば、走らせるという遊び方が可能になるのではないでしょうか。あとはパトレイバーの指揮車やキャリアといった、支援車両もあれば更に楽しめそう。

 

 

 今回の企画はNゲージサイズという点で、鉄道だけでなく、各社から発売されている建物のストラクチャー(模型)や自動車、人、動物、標識など膨大な小物が流用できるという点が売りポイントでしょう。トミーテックのジオコレのように、建物の組み立て済・塗装済みの手軽な商品も発売されていますし、組み合わせは簡単です。

 

 

 Nゲージサイズなら、特車二課の建物も立体化するメーカーが出てくるかも。なんせ二課棟は詳細な間取り図も設定されていますし、レーザーカッティングされた精密なペーパークラフトで発売なんてこともあり得るかもしれません。

 

mech.hateblo.jp

 こういう多様な風景の中に、ということになると、イングラムやピースメーカーといったパトレイバーの部類だけでなく、各種の作業用レイバーも欲しくなりますね。列車の通過する海辺で作業する水中レイバーとか、田園風景の中に豊作くんがいるとか、建設現場にいるブルドッグとか、鉄道がある風景の中にレイバーを組み込めます。商品化された際には、そういうレイアウトが見れるかもしれません。

変な記事に突っ込みを入れる

 下の記事は、ページタイトルになっている見出しのことは最後に数行あるだけのよくある浅いまとめ記事で、わざわざリンクするような記事ではなんですが…適当な記事書きやがってという意味も込めて書いときます。

ciatr.jp

 漫画家のゆうきまさみ(原案・キャラクター設定)を中心に、イラストレーターの出渕裕(メカニック設定)と高田明美(キャラクター設定)、脚本家の伊藤和典が中心となって始まったプロジェクトが、このシリーズ。原作者ユニット「ヘッドギア」というグループを立ち上げ、後に押井守が合流しています。

 まずはヘッドギアが出来てから押井氏が合流した、と受け取られるような適当なことが書かれてます。

 ヘッドギアと名前が付けられたのは、押井氏が合流してからです。このことは過去のインタビュー記事などでも出てます。比較的最近のものだと、一迅社から出ている「機動警察パトレイバー完全設定資料集TV編」の高田明美氏インタビューでは

高田 著作権の関係でユニットになってください、というバンダイさんからの要請でした(笑)。だから作品のための「クリエイター制作委員会」ですね。パトレイバーユニットって感じです。

 ただグループ名を決めようということになって、押井さんが「虚構防衛軍」なんて名前にしようと言い出したので「恥ずかしいからやめて」って(笑)。で、「ヘッドギア」にしたんです。5人集まって、みんなアタマを道具に仕事している人たちだから、ヘッドギアがいいんじゃない、ってことで。野明たちも着けてるでしょう?

この話はほかのインタビューなんかでも出ていて、たまに地球防衛軍になってたりするんですが、この辺は記憶違いでしょう。それと虚構防衛軍と言い出したのが押井氏というのも、もしかしたら違うのかも。以前ヘッドギアの伊藤和典氏がツイッター

 こう言っていたりするので、両氏のどちらかなのでしょう。もう何十年も前の話ですし、こういう記憶違いも起きますよね。

そういう意味でも、「パトレイバー」という企画の軌跡を取材し、後世に残す記録としての書籍を出版してほしいです。

 あとは映画監督の本広克行氏が、実写版パトレイバーパイロットフィルムを作っていた、という話も出てるんですが、これが『THE NEXT GENERATION パトレイバー』のパイロットフィルムと受け取られるような書き方してる点です。

「THE NEXT GENERATION」の企画が立ち上がった時には、監督候補のひとりに選ばれていたという本広。平成ガメラシリーズの特技を担当した樋口真嗣らと組んで、パイロットフィルムまで作っていたそうです。

これは前にも書きましたが、TNGパトレイバーより15年くらい前の別企画の実写パイロットフィルムの話です。 

mech.hateblo.jp

 あとは警視庁と警察庁がごっちゃになってます。アーリーデイズの6話で南雲隊長が海法や祖父江と話すシーンを挙げ、警察庁幹部と言ってますが、あの二人は警視庁警備部所属の人間です。

 そして紹介したweb記事の問題はもうひとつあります。それは、パトレイバーの新プロジェクトが30年後の話で2020年までに公開、という話を書いてるんですが、まあ何の根拠も示さず書いてるところです。

 他人様のブログで、同じような記事書いてるところがあるのかもしれませんが、書き方からすると、うちのブログの記事を参考にしてる気がします。別にそれは構わないのですが、公になっている動画やツイートのリンクも張られていません。まあ内規で貼れないとかいうのなら、せめてどこそこの番組やイベントで誰が言った、くらいの文を書いて欲しいもんです。

2004年人間実写版『サンダーバード』のブルーレイがニューマスターで8月再発売

 2004年人間実写版『サンダーバード』のニューマスターを使用したブルーレイとDVDが2018年8月24日に発売予定だそうです。2018年6月15日現在のアマゾン価格は、ブルーレイが2,160円、DVDが1,620円。

 以前のブルーレイは、時期によってパラマウントやユニバーサルから発売されていたのですが、今回の発売元はKADOKAWA角川書店

 

サンダーバード(2004) [Blu-ray]
 

 

 ニューマスターがどんなものなのかは不明。音声の方は、Amazonに書かれている仕様を見る限り、前に発売されたブルーレイと同じく英語音声・日本語字幕のみで、日本語吹替は未収録のようです。子供向けの内容なのに日本語吹替が未収録なのは不親切でしょう。この作品はHuluでも配信してるのですが、これも日本語字幕のみで吹替は無し。追記:いつの間にか無くなってました。

 最初にブルーレイ化された時からV6の吹替が未収録になったのは、恐らく契約的なことが理由だと思いますが、映像はニューマスターを売りにしてるくらいなんですから、音声も日本語吹替新キャストで新録音してくれても良かったのにと思います。まあそこまで予算が出せないということなんでしょうか。

追記

 Twitterの角川特撮アカウントに返信してみたら以下のような回答を頂きました。

 続報を待ちましょう。

新規ファンになりそうな人から視聴機会をそらしたくない派

 中にはこの作品自体、サンダーバードとは認められないから子供たちに見せるようなものでは無い。という人もいるでしょうが(そういう人に会ったことがある)、この映画を見てサンダーバードのファンになった人を何人か知っている身としては、見た子供が判断する事だし、子供たちがファンになる機会を奪いかねないなぁと。それにサンダーバードの今後を考えると、そういことを言っている場合ではないと思っています。

 昨今の日本のテレビ事情、動画配信サービスなどにおけるサンダーバードの配信状況などを見ると、子供たちがサンダーバードに触れる機会がどんどん減るでしょう。テレビ版サンダーバードの配信も以前はバンダイチャンネルやHuluで見れたのですが、現在はスーパー!ドラマクラシックだけ。前述の二つに比べ、明らかに加入者世代や視聴機会が限られるところです。

 そもそも53年前の初回放送以降、数十話からなるシリーズとしては『サンダーバード ARE GO』が作られるまで、ずっと再放送だけで作品の認知度を保ってきた稀な作品です。それだけ作品に力があるのでしょう。

 今後30年くらいはサンダーバードの商品はそこそこ売れるかもしれませんが、団塊の世代が減っていったら、たぶん成り立たなくなるでしょう。それは、初回放送や初回再放送で最初のブームを経験した団塊の世代がとても多いから、そしてそれ以降の世代が少ないというのもあります。現在の20代くらいまでは再放送が地上波で行われたので、何かしら触れる機会があったわけですが、今のテレビの様子を見ると、今後テレビ版全話が地上波で放送されるとは思えません。(まあBSあたりなら可能性はあるかもしれませんが)

 テレビがダメなら、ネット配信系がと言いたいところですが、子供が触れる機会が少なそうな海外ドラマ専門のところだけでは、接触機会はあまり望めないでしょう。このままだと、サンダーバード ARE GO世代がある程度まとまったファン層の最後になるかもしれません。サンダーバードは新たな世代にも「救助」という作品のテーマが、浸透していって欲しい作品だと思います。

 話題が逸れましたが、小学生くらいの子供に見せようという視点からすると、日本語吹替がないのはやっぱり購入を考えてしまうでしょう。