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パトレイバー劇場版2作品が4Kリマスターリバイバル上映&4K ULTRA HD Blu-ray発売

 『機動警察パトレイバー 劇場版』と『機動警察パトレイバー2 the Movie』が4Kリマスターされ、リバイバル上映と4K ULTRA HD Blu-ray発売が予定されました。

4Kリバイバル上映

 リバイバル上映の音声についてですが、劇場版については劇場公開版と明記されているのですが、2 the Movieの方には劇場公開版か5.1chリニューアル版かの記載はなし。ここがちょっと気になりますね。なにせ去年のリバイバル上映で劇場公開版音声と宣伝しておきながら、ふたを開けたらリニューアル版で、謝罪のリリースを出すことになってしまってましたし。

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リバイバル上映の期間は

との記載。

 どちらも100館以上で上映予定。2025年8月10日現在の上映館は、上記リンクに掲載されています。ただし、順次追加予定。

公式X(@Filmarks_ticket)でお知らせいたします。

とのこと。

 それと注意が必要ななのは、すべての上映館が4Kで上映が行われる訳ではないということ。

4K素材での上映ですが、劇場やスクリーンによって2K上映となる場合があります

とありますので、各自映画館に公式サイトをよく見るなり、問い合わせるなりした方が良いでしょう。

4K ULTRA HD Blu-ray

機動警察パトレイバー劇場版』2026年1月28日発売予定

機動警察パトレイバー2 the Movie』2026年3月25日発売予定

 商品には通常のブルーレイと4K ULTRA HD Blu-ray(UHD)の2枚のディスクが収録。ただし、通常のブルーレイにも4Kリマスターからダウンコンバートした映像が収録されているはずなので、ブルーレイだからと言って既発の商品の流用ということではないハズ。

 4K ULTRA HD Blu-rayには、DVDやブルーレイと同じく劇場公開音声と5.1chリニューアル音声が収録。ブルーレイのようにデフォルトの音声がなぜかリニューアル版、音声切り替えのメニューが分かりにくい、といったことがないメニュー画面にしてくれることを祈ります。個人的にはDVDのメニューが誰が見てもわかりやすいと思うので、あの感じで新たにメニューを作って欲しいですね。

 さらに日本語字幕が収録。既発のブルーレイには英語字幕が収録されていますが、映画版のブルーレイ/4K ULTRA HD Blu-rayで日本語字幕は今回が初。(WXIIIはDVDに日本語字幕が収録されていたのにブルーレイになったら未収録になってしまった)

 特典として、絵コンテ集が付くそうです。これは、過去に発売されたLimited Edition DVDに絵コンテ本が付いていたことがあるのですが、それ以来。

 4K ULTRA HD Blu-rayの何が良いかというと、まずは高精細であるということなんですが、それ以外に色域がHDより広くなり表現できる色が増えます。さらにHDRというものがあり、映像の明部と暗部の範囲が拡大されます。これはアニメでは透過光(パトレイバーで言えば劇場版冒頭の暴走レイバー進行を阻止するための銃撃シーンとか)の明るさ表現が良くなるはず。

バンダイビジュアルの4K ULTRA HD Blu-rayについての説明ページには

「4K ULTRA HD Blu-ray」。とは、4K(3840×2160)の高解像度、HDRによる高輝度表示、BT.2020の広色域再現を備えた次世代の映像メディアです。

と書かれていますし、最近発売されたマクロスの4KソフトもHDRだったので、標準でHDRであろうと思います。

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商品詳細

機動警察パトレイバー 劇場版 4Kリマスターコレクション(4K ULTRA HD Blu-ray & Blu-ray Disc) (特装限定版) | 商品詳細|バンダイナムコフィルムワークス エモーション・バンダイビジュアルレーベル

機動警察パトレイバー2 the Movie 4Kリマスターコレクション(4K ULTRA HD Blu-ray & Blu-ray Disc) (特装限定版) | 商品詳細|バンダイナムコフィルムワークス エモーション・バンダイビジュアルレーベル

 

 

パトレイバーEZYこれまでの動き年表

以前に書いた記事「パトレイバー新プロジェクトEZYの話が表に出てから5年以上」が追記により肥大化し読み難いので、書き直しました。

※ここ数年、HEADGEARメンバーはEZYの世界観についても言及しています。その辺りをネタバレと判断する方は、読まないほうがいいでしょう。また、以下の発言等は当時のものです。その後、変更された可能性もあるでしょうし、リップサービスもあるでしょう。その辺を承知の上、お読みください。

2016年

2016年10月13日

株式会社ジェンコ代表取締役・真木太郎氏がフェイスブックにて、HEADGEARメンバーである、ゆうきまさみ氏、押井守氏、伊藤和典氏、高田明美氏、出渕裕氏(順不同)と一緒に写った画像と共に、『機動警察パトレイバー』の著作権の管理人を任されることになったと投稿。

2016年10月15日

アニメ(ーター)見本市の作品である『機動警察パトレイバーREBOOT』上映イベントのトークにREBOOT監督吉浦康裕氏と出渕氏、評論家氷川竜介氏が登壇。

出渕氏が

(新作を)やるとすればパトレイバーって常に、その放映もしくは上映されている時代よりも10年後先みたいな設定なんですけど、でもやってるのはその同じ時代の風景っていう形。そういうスタンスになるんじゃないかなという感じはしますけどね。

(吉浦監督に向かって)ま、そん時はよろしくお願いしますね(笑)

と発言。

ちなみにREBOOTのDVD/BDに収録されている鼎談では、

伊藤「これから見てみたいパトレイバーって言ったら、吉浦監督の長編パトレイバー絶対見たいです」

出渕「きた」

伊藤「見たくない?」

出渕「見たいですよ」

<略>

出渕「万一ですよ、万一あるんだったらご一緒できればと思うし、いろんな人に、パトレイバーの好きな人に、パトレイバーにチャレンジして欲しいってところ。そういう土壌を作れるかどうかどうかってのは、こちらの原作側のあれでもありますね」

と、吉浦監督を当てにしていたフシがあった。

https://live.nicovideo.jp/watch/lv277921515

その数年後、NHKラジオ番組『アニメ・ステラー』パトレイバー特集アフタートークポッドキャスト配信などで、吉浦監督は自身の映画作品で忙しいタイミングだったためEZYでは実現しなかったという趣旨の言及があった。

2016年11月23日

株式会社ジェンコ代表取締役・真木氏がフェイスブックで『機動警察パトレイバー』の新たなプロジェクトをスタートすると投稿。

2017年

発表

2017年6月13日

アヌシー国際アニメーション映画祭に併設された見本市にブースを構えた株式会社ジェンコが、『PATLABOR EZY』と銘打たれたパトレイバー劇場版ビジュアルをリメイクしたようなポスターを掲示

2017年6月14日

株式会社ジェンコ代表取締役・真木氏がTwitterで、アヌシーでのパトレイバーの新しいプロジェクトの発表と、氏がプロデュースをすると投稿。

2017年7月

ブリュッセル・アニメーション国際映画祭で海外メディアのインタビューを受けた真木氏が、パトレイバー新プロジェクトが

  • 2030年代(劇中で言えば30年後)の物語である

と言及。

https://web.archive.org/web/20170303200629/http://cultureremains.com/scoop-exclusif-de-taro-maki-sword-art-online-patlabor-etc-review-in-this-corner-of-the-world/

2017年10月9日

山形国際ドキュメンタリー映画祭で行われた伊藤氏トークショーにて、パトレイバーの続編(EZY)が

  • 30年後の物語

であると言及。

2018年

2018年8月10日

パトレイバーの日制定に合わせ、公式WEBサイトや公式SNSアカウントが運用開始。

2018年8月31日

公式Twitterアカウントにて、パトレイバーEZY本読み風景が公開される。

https://x.com/patlabor0810/status/1035465661269532672

2018年9月

ネットラジオ番組に出演した真木氏がプリプロダクションの段階であると言及。

https://agonp.jp/episodes/view/829

同じ番組に出演したゆうき氏と出渕氏が、「形として再発進する、リブートするというところでは、一度僕らは関わった上でやろう」とEZY始動について語り、「そのあとに、パトレイバーが好きだっていう人がやるんだったら」と次世代クリエイターによる作品展開の可能性についても語る。

2018年10月21日

練馬アニメカーニバル2018にて、『機動警察パトレイバー』誕生30周年:原点とこれからトークイベント開催。ゆうき氏、真木氏、シバシゲオ役千葉繁氏が登壇。ゆうき氏が

  • EZYは30年後の話
  • 新キャラクターになる

と言及。

https://www.youtube.com/watch?v=MP2ZAhouATA&t=1121s

2018年11月29日

高田氏のTwitterアカウントにて、EZY設定打ち合わせの様子を画像入りで投稿。他のweb記事に顔が分かる画像が載っていて確認が取れたのは、海老川兼武氏。他は佐山善則氏、渭原敏明氏と思われる。

2018年12月15日

機動警察パトレイバー30周年記念展~30th HEADGEAR EXHIBITIONにおいて、伊藤氏とアニメ誌ニュータイプ元編集長井上伸一郎氏によるトークイベント開催。伊藤氏が

  • ストーリーの構成を固めているところ
  • 最初の時代から30年後の話、2030年くらいの話
  • TVシリーズからNEW OVAの延長線上にある世界
  • テクノロジー(描写)はある程度諦めてる。パトレイバーは未来を描くと言いつつも、割と現在の事をやってたりする。拾えるところは、未来はこんなになってるかもね、みたいのは拾うけれども、あんまりそこに力を注がない。SFになっちゃうとパトレイバーじゃなくなっちゃう。あくまでも日常ベースの話が出来れば良いなって思います

と発言。

https://web.archive.org/web/20181227103611/https://webnewtype.com/report/article/174361/

2019年

2019年8月4日

とまこまい港まつりにて、ゆうき氏・高田氏のトークイベント開催。

  • みんな他に仕事があって忙しいので進捗は遅いが進んでいる。もう少し待って欲しい。

という趣旨の発言。

https://www.nicovideo.jp/watch/1568098148

2019年11月16日

練馬アニメフェスティバル2019にて、伊藤氏トークイベント開催。

  • 「2020年には出したいねって言ってたんだけど、それがちょっと間に合うかどうかっていう状況で、一応舞台は2030年位、今から10年位先っていう所を想定してやってます」
  • EZYの世界には東京スカイツリーが存在しない

と発言。

https://youtu.be/aPqqxAOhwLw?si=QUSJhuJtjEFzvjah&t=825

2019年12月9日

ユナイテッドシネマ アクアシティお台場にて、『機動警察パトレイバー the Movie』30th記念上映会&トークイベントが開催。押井氏、伊藤氏、当時バンダイプロデューサー・鵜之澤伸氏、当時東北新社プロデューサー・真木氏が登壇。

押井氏がEZYへの関与の有無について発言し、不参加であることが判明する。

https://www.nicovideo.jp/watch/1577527263

2020年

2020年3月4日

パトレイバー公式ツイッターアカウントが、『機動警察パトレイバー劇場版』4DX上映のチラシ画像を投稿。そのチラシに2020年4月に公式ファンサイト・特車二課分室をスタートすると記載。2020年8月以降にEZYニュースを配信と記載。その後、新型コロナの影響でオープン延期になる。

2020年3月末

ぴあMOOKから「泉野明×ぴあ」が発売。出渕氏へのインタビュー記事にて、EZYでも主役機は98式AVイングラムで要望があって少し外見をいじるかもしれないが、基本あのまんまと発言。

2020年7月17日

公式ファンサイトオープンのプレスリリースが出される。8月10日オープンで、EZYニュースは2021年1月から不定期で配信すると記載。

2020年8月10日

公式ファンサイトオープン

2020年10月25日

「がたふぇす」にて、伊藤氏と真木氏がトークイベント登壇。真木氏が

  • いまEZYって新しい作品を作っていますけども、たぶん今の感じから言っても皆さんがご覧になれるのってのは、2023年か4年…

と発言。

https://www.youtube.com/watch?v=JG0VQf8_EZA&t=3156s

2021年

2021年4月30日

公式ファンサイトにて

過日、4月より開始すると告知させていただいておりました「EZY NEWS」ですが、ギリギリまで調整をしたものの、現状の情報や素材だけでは、ファンの皆様にご納得いただけるものにならないと判断し、大変申し訳ありませんが、今月の公開は延期させていただくことにいたしました。

しかし、ファンクラブ発足1年目となるの8月までには、みなさんに喜んでいただけるものをお届けできるよう準備を進めておりますので、もうしばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。

と告知。

2021年8月8日

PATLABOR artworks展開催。EZYのティザービジュアル(水たまりにイングラムらしき機体が映り込むバージョン)の発表が行われた。

2022年

2022年5月7日

第2回ノスタルジックアニメトークショーに出渕氏が登壇。その中で

  • 伊藤氏によるシナリオが脱稿済み
  • 絵コンテ作業中
  • パイロットフィルム制作中
  • 総監督は出渕氏
  • EZYは早くて再来年(2024年)頃に出せたらいいな

という趣旨の発言。

2022年6月11日

公式ファンサイトで伊藤氏インタビュー動画後編が公開。シナリオが脱稿したと報告。

2022年7月16日

EZYパイロットフィルムを公式ファンサイト限定トークイベントでの公開後、 大阪、東京で開催する[TV-劇パト2]展の会場内にて期間限定上映すると発表。

2022年7月24日

ワンダーフェスティバルのステージイベント「機動警察パトレイバー ぶっちゃけトーク!」が開催。伊藤氏、出渕氏が登壇し、出渕氏が

  • パトレイバーEZYの命名は伊藤さん
  • 早くて再来年(2024年)
  • 絵コンテ作業に入っている(第1話は絵コンテはできている)
  • パイロットフィルムは90秒ほど
  • 第1話があるので・・・(シリーズ物なのを察してくれ的なニュアンス)
  • アートワークスは田島照久さん
  • 音楽は川井憲次さん

と言及。

https://www.youtube.com/watch?v=Xr33nikYL9I

↑この動画は編集されており、カットされている箇所がある。

生配信では。出渕さんが

イングラムガンダムと違って、次の作品になったら新しいガンダムという形ではなく、パトレイバーってのはやっぱりアイコンとしての98式というのが大事だと思っていまして。

(略)

理屈で考えるとレイバーってどう考えてもお荷物なんですよ。ロジカルに考えると、維持費とかですね。要望に応えてピースメーカーとかヴァリアントとか出しちゃったが、新型をドンドンという風にはならない。
警視庁に3機か予備機を含めて、第1小隊には新型が常にあるという形ですけど。そんな量産体制に入れないものを新しいもの新しいものというように作っていくことはまずあり得ないので、古い機体をオーバーホールしてかつ、中身、ソフトとかなんかも含めて新しいものへ変えていくという発想で、98はそのままじゃないですけど、まだ現役という形の世界です。

と発言。太字がカットされた箇所。

2022年10月4日

NHKラジオの番組『アニメ・ステラー』で機動警察パトレイバー特集。ゲストは伊藤氏と出渕氏。放送後のアフタートークポッドキャスト配信され、その中で伊藤氏と出渕氏が

伊藤「城門が完成した時点でバビロンプロジェクトは終了」※城門は川崎人工島と木更津人工島を結ぶ中間地点。漫画版とTVシリーズイングラムグリフォンが殴り合いした場所。

番組MC「今に至ってもパトレイバー新作を作るってのは考え深いものですか?」

出渕「いやー、俺最初やめとけって思った。いやだってね、終わってるじゃないですか。終わってるし10年後は定かでないとかって言ってますけど、もう10年経ってるんですよ。で、レイバーなんていないじゃないですか。こんなような世界がガッチリあるわけですよ。だからそこは作るんだったら、レイバーってものはいるっていう。そういう意味では、僕らの生きてる所とはまた違う時間軸の東京っていうことにせざる得ないし、だから常に10年後ではあるんですけど」

伊藤「やめとけって思ったのが、しょうがないやるかになったのは?」

出渕「ごめんなさい。あのね、しょうがないやるかって言いますけどね、結局ね、お鉢みんな俺んところに回ってくるんですよ!ほんとに。えーって言ってた人に一番重たいものが!」

「最初は若手の人に振ったほうが絶対に良いっていうね。僕が『宇宙戦艦ヤマト2199』の監督やったんですけど、当時リアルタイムでヤマトを見ていたファンなわけですよ。当時のスタッフが作るよりも、そういう人がパトレイバーを作ったほうが絶対に良い。時代も変わってますしね。思い入れからも、そのほうが絶対良いはずだっていうような気持ちがある。絶対良いって言ってるのに、やってない今の現状がつらいことはとこではあるんですけど」

「最初は例えばREBOOTをやってくれた吉浦君の方に「やんない?」とかちょっとオファーを個人的にしたんですけど、去年公開した映画とかドン被りしてて。タイミング的に無理だったんですよね」

「なぜかお年寄りのスタッフしか集まらない。本当の意味での若手ってパトレイバーを知らない。パトレイバーを経てない。そのあとの作品を見てきたっていう感じで。パトレイバージャストミートというのはだいたい30~40ぐらいかな。そうなってくると、いちアニメーターとしてというよりは、どう関わっていいのかっていう感じで、なかなか難しいんですよね」

と発言。

2022年12月29日

プロデューサー真木氏がBS11の番組『アニゲー☆イレブン!』に出演。EZYについて、

  • 間に合えば2024年なんだけど、たぶん間に合わないので

と発言。

2023年

2023年2月12日

ワンダーフェスティバル2023[冬]にて、第一回幕張国際レイバーショウ開催。そのトークショーに伊藤氏と出渕氏が登壇。その中で伊藤氏がEZYの意味について言及

それは単位からで、メガやギガの後に続く

  • エクサ (exa)    E
  • ゼタ (zetta)    Z
  • ヨタ (yotta)    Y 

から来ており、未来を意味するという趣旨の発言。

さらにEZY進捗について出渕氏が

  • 去年(2022年)の段階で再来年(2024年)の末ぐらいにはなんとかって話をして、ですからそれが来年(2024年)の末にはなんとかになってます。そこに関してはだいたいその辺で変わらずという。ちょっとこぼしちゃうかもしれませんけど、基本それを目指してやってるっている。
  • 伊藤さんは捌けている(シナリオ仕事は終わっている)
  • イングラムはぱっと見、昔のままだが、マイナーチェンジしている

と発言。

https://www.youtube.com/watch?v=tkF6VskWwyk

2023年6月10日

パトレイバー公式ファンサイトが、2023年8月9日(水)をもってサービス終了すると発表。EZYに関する情報提供は、(全くなかったわけではないが)ほとんど提供されず、最終的にパイロット版映像を収録したメモリーカードを会員に配布するという形で幕切れとなった。

2023年9月3日

丸山正雄のお蔵出し「PLUTO」世界配信開始記念企画・第二弾「丸山正雄とロボット」篇が開催。そのトークショーにプロデューサー真木氏、ゆうき氏、出渕氏、REBOOT監督・吉浦氏が登壇。パトレイバーについてもオフレコで語られた。

2024年

2024年2月24日

庵野秀明×出渕裕セレクション上映&トーク」開催(帰ってきたウルトラマンのイベント)。トークショーに登壇した出渕氏が、EZYの進捗について

  • 来年、再来年かな?

という趣旨の発言。

2024年3月23日

「アニメジャパン2024」が開催。ANICAブースの大モニターにて、EZYパイロットムービーが上映された。しかし、パトレイバー公式Xなどからは何の告知もなし。

2024年5月

「ジャパコミアートエキスポ」、「どまんなかアニメ映画祭」のトークイベントに出渕氏や伊藤氏が登壇。そこでの発言を総合すると、

  • まだ新キャラクターの声優オーディションも行われておらず、アフレコは行われていない

らしい。

中国の上海にある商業施設内に、EZYのイングラム像(ジェンコ公式Xによると高さ3メートル)が設置される。警察の旭日章や警視庁、POLICEというマーキングがない。ちなみにこれより前に香港のフィギュアメーカーthreezero(イングラムのフィギュアを発売している)の社内に、同じような大きさのEZYではないお馴染みのイングラム像が設置されている。こちらには旭日章や警視庁のマーキングはある。

https://m.weibo.cn/detail/5040039710425662

2024年8月3日

茨城県土浦市パトレイバーイベントで、出渕氏と千葉氏のトークショーが行われた。その中で出渕氏が

  • EZYにはシバ・シゲオの出番がある

と言及。アフレコはまだらしい。

https://x.com/soncho069/status/1820406367288729658

同8月下旬ごろ

香港でパトレイバー劇場版1作目が4DX上映される。地元の研究家二人による解説イベントなども行われた模様。さらにこの上映場所で、threezeroの大きいイングラム像が展示される。

2024年9月19日

9月20日の公開35周年記念『機動警察パトレイバー 劇場版』 全国リバイバル上映開始を前に、Filmarksリバイバル上映のXアカウントで告知が行われた。その際、入場者特典のミニポスター2枚セットの画像が掲載され、その画像には、COMING SOON 2026と記載されていたが、その後このポストは削除され、COMING SOON 2026を隠した画像に変更して再投稿された。

https://x.com/Filmarks_ticket/status/1836691998113415431

各種情報一部解禁

2024年9月20日

午前8時10分情報解禁され、制作アニメーションスタジオ、CG制作会社、一部スタッフなどが発表された。

 

https://patlabor.tokyo/news/1580/

前日にFilmarksリバイバル上映のXアカウントで間違って出された情報通り、2026という文字を確認。

本作のプロジェクト開始が、ついに2026年に決定いたしました!

とありますが、過去の動きからすると2026年から作り始めるという意味ではないでしょう

 また、リバイバル上映と併映されるEZYパイロットムービーもあくまでパイロット版であり、あのキャラクターや作画設定が全くそのまま本編で使われるという確証はありません。なにせ、パイロットムービーがパトレイバー展示会場限定で初公開されたのは2022年夏と2年も前です。パイロット版制作を経て、作業工程の見直しや反映が本編に行われているだろうことは、出渕氏の過去の発言からも読み取れます。

機動警察パトレイバー EZY』(イズィー)

【スタッフ】
原作:HEADGEAR

監督:出渕裕
脚本・シリーズ構成:伊藤和典
キャラクター原案:ゆうきまさみ
コスチュームデザイン協力:高田明美
メカニカルデザイン海老川兼武・渭原敏明
美術:菊地正典・秋山優
音楽:川井憲次
キャラクターデザイン・総作画監督:佐藤嵩光
CG監督:森泉仁智
プロデューサー:真木太郎
アニメーション制作:J.C.STAFF
CG制作:GAZEN
プロデュース:GENCO

一部スタッフ情報の解禁というとこで、今のところ音響監督は未公表。総監督体制という話だったので出渕氏以外にも監督がいるはずですが、そちらも未公表。

EZYの読みとカタカナ表記ですが、ずいぶん前に商標登録された内容では

商標(検索用):EZY\イジー、(561)称呼(参考情報):イジー,イイゼットワイ

とあったこともあり、このブログではイジーと書くこともありましたが、今回の発表に倣い以降は「イズィー」とします。

突然の映像公開

2024年9月30日

 NHKの海外向け放送「NHKワールド」の番組でパトレイバーの特集が組まれました。その中で、パトレイバーEZY制作の舞台裏が取材されました。EZYの今までに公開されていなかった映像や、キャラクターの設定画など情報が大量に公開されています。

番組は見逃し配信されています↓(2025年10月追記:配信期間は終了しました)

www3.nhk.or.jp

 

2025年2月22日追記

EZYの第一話アフレコが終わったとのこと。

www.oricon.co.j

2025年6月6日追記

 EZYのアフレコに立ち会った方がnoteとXで記事を公開。この方はフィクション作品などで警察描写の監修をされている方。

note.com

 2024年9月の発表で伊藤さんがシリーズ構成だとは発表されていたので、一般的なアニメシリーズの慣例に則れば「シリーズ構成がある=複数の脚本家が参加」という認識になるのでしょうが、note記事文章によって脚本家は伊藤さん一人ではないのが明文化されたのが、注目点です。

 アーリーデイズのように全話伊藤さんが書いたシナリオという事ではなく、テレビシリーズのようにシリーズ構成も担当し、いくつかのエピソード(スタートの第1話とか)で脚本も書く形でしょう。誰が参加するのでしょうね。横手さんとか参加するのでしょうか?

2025年11月1日追記

以下のトークショーでEZYに関する発言があったそうです。しかし、箝口令が出されたそうで、ショーに参加した方のみぞ知るということです。

 

 

週刊パトレイバー2014年8月放送分

週刊パトレイバー(毎週土曜放送・10分枠番組)

http://www.star-ch.jp/patlabor/weekly/

(現在は閲覧不能

 

#21 2014/08/02

第21回目となる今回は、シリーズ全7章の放送を120%楽しむためのスターチャンネルオリジナル“特車二課 拡張アプリ”を大特集。開発を手掛けた話題のAR三兄弟に突撃取材を敢行、制作秘話や開発のカギを握るAR(拡張現実)についてお聞きします。

 

#22 2014/08/09

第22回目となる今回は、番組キャスター西島まどかが、第4章・第5章の舞台となった熱海の街をぶらり旅。劇中に登場する様々なロケ地を巡りながら、“昭和の一大歓楽地”熱海の魅力とパトレイバーの秘密に迫ります!

 

#23 2014/08/16

第23回目となる今回は、エピソード5・6の舞台となった熱海ぶらり旅の後編。キャスター・西島まどかの前に現れた押井守総監督とその愛犬。押井監督は、なぜ怪獣を題材にしたのか?なぜ熱海を舞台に選んだのか?その驚くべき理由を独占インタビューでお届けします。

 

#24 2014/08/23

第24回目となる今回は登場人物特集。特車二課・第二小隊の隊長、後藤田継次を演じる俳優・筧利夫さんの独占インタビューをご紹介。時に適当、時に天才。数多くの作品に出演されてきた筧さんが作り上げる、後藤田隊長の魅力に迫ります。

 

#25 2014/08/30

第25回目となる今回は、特車二課において任務の成否を左右する重要な役割である指揮担当を特集。塩原佑馬を演じる福士誠治、そしてカーシャを演じる太田莉菜のインタビューを交えながら、98式イングラムの操縦をバックアップするという指揮担当の魅力と秘密に迫る。