よろず手控え帖

追記の多いブログ

amassのNebula-75についての記事

 新型コロナの影響でロックダウンされているイギリスで、『サンダーバード』などで使用されたスーパーマリオネーションという手法を使用して、新作品が作られたという記事がamassというところで出ています。

サンダーバード』の伝統を受け継ぐ新作スーパーマリオネーション・ドラマ『Nebula-75』公開 ロックダウン中に制作 - amass http://amass.jp/134209/

 この記事の中でこう書かれています。

英国の特撮TV番組『サンダーバード』を手掛けた英Century 21 Films(旧:APフィルムズ)は、2020年のロックダウン(都市封鎖)中に、既存の人形と素材のみを使用して制作した新しいスーパーマリオネーション・ドラマ『Nebula-75』を公開しています。

 この文章を見てどのように受け取りますか?多くの人が「Century 21 Films(旧:APフィルムズ)という所が2020年に新作を作った」てな感じでしょう。

 しかし、この文章は間違いです。現在のCentury 21 Filmsは50年以上前に『サンダーバード』を制作した会社とは別会社です。たしかに今回制作したグループはそれまでに行った丹念な取材経験などを活かし、2015年にクラウドファンディングを利用して『サンダーバード』を3本作ったことはあるので、伝統を受け継いでいますが、APフィルムズ→Century 21 Filmsという変遷の会社が50年以上経って新作を作ったという形ではありません。

 amassがどういうメディアなのか、そもそもニュースメディアなのか分からないのですが、ニュースメディアなら個人がツイッターやブログで投稿してる物じゃないんですから、ちゃんと調べてから書いてもらわないと……

 

追記

amassのサイトを見てみたんですが、このサイトについてとか、運営者が誰なのかとか、会社なのかについて全く一切書かれておらず不明なので、まぁそういうニュースメディアなんて呼べるところではないですね。まとめ業者みたいなもんでしょう。

ーーー追記ここまでーーー

 

mech.hateblo.jp

 

 この会社はその2014年に公開された『Filmed in Supermarionation』に協力した映画製作者のグループによって設立された会社です。

 

mech.hateblo.jp

 

 このことは、同社がスーパーマリオネーションについてのアーカイブを公開しているwebサイト「Filmed in Supermarionation」のABOUTページにも書かれています。

 彼らはそれまでCMなどの短編を除けば、シリーズ作品としては1969年に放送された『ロンドン指令X』以降、失われかけたスーパーマリオネーションについて丹念に取材し、当時の関係者たちから人形操演指導などを受け、復活させた経緯があるのです。

www.filmedinsupermarionation.com

 

www.filmedinsupermarionation.com

 彼らは、スーパーマリオネーションに未来を与えようと活動しているのです。

youtu.be