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『サンダーバード』等で使用された技法「スーパーマリオネーション」のウェブサイトが開設

 数年前に『サンダーバード』のレコード盤にのみ収録されたオーディオドラマの音声を使用し、権利元であるitvに許諾を得て新たに人形や模型を作って映像化する試みが『サンダーバード』本国のイギリスで行われたのは、このブログでも何回か書いてきました。

 

mech.hateblo.jp

 

 この試みを行ったグループのメンバーだった人らは、現在「Century 21 Films Ltd」という会社を設立。通常の映画製作サービスに加えて、『サンダーバード』などの番組で使用されている人形劇の撮影技術「スーパーマリオネーション」を専門としており、ITVと何度も協力して専門的な仕事をしています。

 そんな彼らが、スーパーマリオネーションの60周年を記念し、作品や情報のアーカイブとしてウェブサイトを開設しました。

www.filmedinsupermarionation.com

 内容は英語で記載されていますが、ウェブブラウザ「Googleローム」などの翻訳機能を使えば、大まかな内容は分かると思います。プロダクションノートや、関連本などでもあまり見かけない貴重な写真やフィルム、彼らがこれまでに制作した映像などが公開されいます。

 CONTACTページもありますし、日本の企業が『サンダーバード』を宣伝やPRに使いたいという企画があれば、ぜひこの会社に依頼して欲しいですね(少し前に大々的にサンダーバードコラボしたヤマザキマザックさん、やってくれないかなぁ)。

 上記のクラウドファンディングで内容の説明動画に登場したスティーブン・ラリビエー氏は、日本国内でもジェリー・アンダーソン作品の書籍を出しているように、氏は日本滞在歴もあり日本語も分かるようです。彼らが日本向けに作った映像も見てみたいです。

 

追記

 新型コロナの影響でロックダウンされているイギリスで、彼らCentury 21 Filmsの数人により自家製?スーパーマリオネーション短編作品が作られました。以前にもお知らせしたドラマ「刑事モース」や「Thunderbirds1965」で登場した人形を使用して撮影され、映像にはメイキングも付いています。

 

mech.hateblo.jp

 

www.youtube.com