よろず手控え帖

追記の多いブログ

ROBOT魂<SIDE LABOR>の動き

 

<SIDE LABOR>

 『機動警察パトレイバー』のレイバーをフィギュア化しているこのシリーズは、結構なペースで何らかの発表や展示がされているのですが、それを振り返ると…

  • 2015/10/31 魂ネイション2015にて1、2号機、タイラント2000が参考展示

 

  • 2016/05/12 魂ウェブ・ロボットフィギュアブログで<SIDE LABOR>始動の案内、魂フィーチャーズ2016(5月21、22日)開催に合わせ展示
  • 2016/05/18 1号機10月発売告知
  • 2016/05/20 魂フィーチャーズ2016新たに3号機、ファントム展示

 

 

  • 2016/05/31 魂ウェブ商店限定で2号機発売告知
  • 2016/06/01 1号機予約開始
  • 2016/07/29 パトレイバーREBOOTの発売・公開発表
  • 2016/08/25 月刊ホビージャパンにREBOOTの3ヶ月無料ネット配信についての情報が掲載(いつからかなのかは書かれず)
  • 2016/09/23 全日本模型ホビーショー新たにレイバーキャリア展示

 

  • 2016/09/27 1号機発売日(10月27日)案内
  • 2016/10/25 REBOOT1週間限定上映開始
  • 2016/10/26 2号機(指揮車・ペイントガン付)10月27日から受注開始案内
  • 2016/10/27 魂ネイション2016(28、29、30日)で新たにブロッケン、サターン、エコノミー、スタンダード展示

 

 

  • 2017/09/29 第57回 全日本模型ホビーショー新たにイングラム1号機&2号機パーツセット(PATLABOR the Movie)展示

  • 2017/10/20 Twitterバンダイコレクターズ事業部公式(魂フィ)アカウントにて、イングラム1号機&2号機パーツセット(PATLABOR the Movie)のサンプル画像掲載。

 

  • 2017/11/24 魂ウェブで2018年4月発売商品のグラビアが公開。また、イングラム1号機&2号機パーツセット(PATLABOR the Movie)の予約開始は11月28日。一般店頭販売で4月発売。

    tamashii.jp

  • 2017/11/30追記 魂ネイション2017内覧会で新たに<SIDE LABOR>グリフォンが展示(12月1日(金)~3日(日)秋葉原で開催)。POPには「tax in ¥8,640」と記載。発売日などは記載なし。

  • 2018/02/23追記

 バンダイコレクターズ事業部公式Twitterアカウントで<SIDE LABOR>グリフォンが7月・一般店頭発売予定と告知。バンダイのメルマガによると3月1日予約開始。

 

検索で集めた情報もあるので日付が数日前後するかもしれませんが、こんな感じです。

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一般店頭発売商品

 今のところ一般店頭発売されたのは、

 

 

 

 

 

 

これから発売予定の商品

 2018年7月にグリフォンが一般店頭発売されて、その後のラインナップは出てません。ただ、10月下旬に「魂ネイション2018」という展示イベントがあるので、まあ何かあるとすればこの時かもしれません。

バンダイのweb通販限定商品 

 イングラム2号機(指揮車とペイントガン付の限定版と付かない通常版)が既に受注終了、発送済み。

p-bandai.jp

 タイラント2000も既に受注終了、発送済み。

p-bandai.jp

 イングラム3号機がプレミアムバンダイ限定で発売予定。2017年10月23日(月)23時までで受注終了、発送済み。

p-bandai.jp

今後

追記:ある程度定期的に商品発売が行われていた頃に以下のようなことを書いたんですが、2018年7月にグリフォンが発売されて1年以上、次の商品が出る話が聞こえてきません。

 レイバーの機種数は、ROBOT魂として既に発表されているのを含んでも、50前後あります。これからもある程度のスパンで発売されて行くとすれば、人気があり過去にプラモやフィギュア等でも発売された「グリフォン」や「ヘルダイバー」あたりのを数ヶ月に1度の目玉にする戦略?今まであまり立体化されてこなかったレイバーの発売を主軸に、合間に人気機種発売という感じでしょうか?

 人気のレイバーを立て続けに出して行くと、後が続かないというか販売的に息切れする感がありそうですし、中には参考展示だけで発売されない、と言う事もあり得るので、どうなるか不安でもあります。

 テレビシリーズ放送の頃に発売された60分の1スケールのプラモデルは、ファントムやヘルダイバーなどまあまあ種類が発売されました。その後2000年代初頭に発売された35分の1スケールのMGプラモは、多少のバージョン違いがあるものの、結局イングラムグリフォンしか発売されませんでした。

 このことから、パトの立体物を期待しているファンの中には、グリフォンが出るとそこで打ち止めになるのではないか、という漠然とした不安があるのは確かです。

 バンダイ・コレクターズ事業部が出しているROBOT魂は、プレバンの受注生産とはいえ作業用レイバーが出ているので、過去のバンダイ・ホビー事業部が出した製品より、多彩な展開をしているのに好感が持てます。売り上げも関係するのでしょうが、今後も頑張ってほしいです。

 個人的にはROBOT魂で第2小隊のハンガーのジオラマベースとか出ると面白いと思うのですが、さすがに特車2課全体と言うのは規模的にも厳しそうですから、第1、2小隊どっちにでもなるハンガーみたいのがいいなあ。ただ、いくらになるか見当もつきませんが。

 それと、当初は宣伝パネルなどに「ON TELEVISION」のロゴを使ってたのでTVシリーズからのラインナップになるのかと思っていましたが、零式が出たとなると、最終的に漫画版にまで及んでも不思議じゃ無さそうですね。

 

今後のアンケートもやっている

 バンダイのWEBサイトでは購入者対象のアンケートも行っており、その中に今後出して欲しいレイバーや付属アイテムなどを答えるアンケートがあります。購入者アンケートとなっているんですが、購入者以外も答えられるアンケートみたいなので、何か出して欲しいレイバー等がある方は回答してみては?

tamashii.jp

 

新作EZYとの関係は? 

 SIDE LABORシリーズがいつまで続くのか分かりませんが、新作パトレイバーEZYのプロデューサー真木氏が、オリンピックまでに新アニメをやりたいという話を言っているので、

mech.hateblo.jp

実現すれば、ちょうどSIDE LABORの展開中に新アニメが展開する、という事は十分ありえます。レイバーの種類が50あるというのはそれを可能に出来る台数ではあります。ただ、マイナーなレイバーも含めればの話ですが。

 考え過ぎれば、SIDE LABORの展開と新作アニメを同時進行することを狙ってやっているのかも、という希望的観測すらありますが、果たしてどうなんでしょ。

パッケージの解説

 バンダイが発売しているROBOT魂<SIDE LABOR>シリーズの箱・パッケージ裏に記載されている機体の解説は信用性がないのでのご注意下さい。理由は2009年に学研から発売された「ザ・レイバー・インダストリー」という本の内容を引用しているからです。

 パトレイバーはメディアミックスで、作品間の設定が全て同じという訳ではありません。なので、別にこういう本が出てもおかしくないし、構わないとおもいます。しかし、この本の冒頭にはわざわざ「公式設定ではない」旨の注釈があります。それを見落としているのか、本の解説文章をほぼそのまま引用している点が問題なのです。

 この本については、編集者の方がブログで本のテーマなどを詳しく書いているので、そちらもご覧下さい。

d.hatena.ne.jp

 この本はTVシリーズやアーリーデイズ、劇場版などの世界を1つにまとめ、整合性を持たせるためや、現実の技術に寄せるために結構強引な解釈が行われています。(こう言ったことは、TV版放送当時にホビージャパンパトレイバー企画でも行われていました)

 TVシリーズのオープニングでイングラムの動力はSCB(Super Conductive Battery:超伝導電池)と解説されていたにも関わらず、ROBOT魂イングラム1号機(TVシリーズ仕様)の箱には電源がリチウムイオンバッテリーと書かれていたり、最近発売された零式の箱には、零式とニューロンネットワーク(劇場版の後に放送されたTVシリーズに登場したピースメーカーに搭載されていた機能)が云々と書かれています。

 これらの内容は全て公式設定ではない旨の注釈がある「ザ・レイバー・インダストリー」に同様の記述があります。他のそれ以前の解説本には見当たらないので、やはり「ザ・レイバー・インダストリー」からの情報でしょう。

 パトレイバーは媒体によって設定の共有(例えば映画版やマンガ版でHOSというソフトウェアが登場しますが、前者は<エイチ・オーエス>、後者は<エッチ・オーエス>と呼ばれ、機能も異なる等)がされているので、劇中では描かれていないがそう言う事があるかもしれない、という考察がし易いのですが、その点とROBOT魂のパッケージ解説の話とは別だと思います。これは単なる調査不足です。

 この調子だと今後もこの本から取った情報が<SIDE LABOR>の箱裏解説に書かれる可能性があります。何度も言いますが、この本の情報は公式設定でないと本の冒頭で書かれているのです。バンダイにはこの辺の事はちゃんとして欲しいです。