よろず手控え帖

追記の多いブログ

遂に『サンダーバード』劇場版2作品が日本国内でブルーレイ化予定!

 海外ではブルーレイ発売されていたのに、日本国内では一向に発売されなかったスーパーマリオネーション版サンダーバードの劇場版2作品が日本で発売予定と発表されました!

 有人火星探査機ゼロXの登場する『サンダーバード』(原題:THUNDERBIRDS ARE GO)とスカイシップと6号の登場する『サンダーバード6号』(原題:THUNDERBIRD 6)がラインナップに入っております。

追記

 劇場版2本とドキュメンタリーをセットにしたBOXが緊急発売決定だそうです。 

劇場版ブルーレイの日本発売を知ったドキュメンタリーの制作元から日本の発売会社へ『Century21 slough』の売り込みがあったそうです。そういうこともあってか、劇場版単品発売の情報発表より遅れてのBOX発売の案内になったようです。たまにこういうこともあるので、Amazonでの予約時はAmazonギフト券で支払うようにしてます。キャンセル時も比較的早めに返金(返券?)がされます。銀行やカード会社経由だと少々時間がかかる場合があるので。 

---追記ここまで---

 

 書かれていることからすると、2021年3月から6か月間の間に発売されるようですが、詳細は続報を待てということですね。

 

ハピネットピクチャーズ - Happinet Pictures

 

2021年7月6日追記

 アマゾンレビュー欄に

ザラザラ感が目立ち公開当時劇場で観たフィルム感は有りません。LD版のままと理解して良いでしょう

というレビューがあるんですが、このザラザラ感というのはこの映画のフィルム方式が「テクニスコープ」なためです。細かい説明は省きますが、テクニスコープという方式で撮影された映画は多かれ少なかれ、ザラザラ感やノイズ感が出ます。この方式を選んだ理由についても、シルビア・アンダーソンと監督デビット・レーンのオーディオコメンタリーで語っています。

 あとフィルム感と言うものが具体的に書かれてないので分かりませんが、フィルムグレイン(粒子)のことであれば、このザラザラ感そのもののことです。たまに映像マスター製作時にノイズリダクションを強くかけてノイズ感を減らしまくったり、動いている部分以外を完全に静止画にしてフィルム粒子が全く動かず紙芝居を見ているかのようなブルーレイがありますが、そういう商品から比べればフィルム感が失われているようには思えません。

 また、LD版のままということもありません。劇場版のLDはワイドサイズから4:3スタンダードサイズへトリミングしたバージョンの物と、4:3レターボックス収録のものがありますが、そのどちらよりも解像度がアップしています。

 劇場版のLDはCLVなので、解像度としては水平解像度330本。トリミング版は画面全体に映像が映る代わりに左右が切れてますし、レターボックス収録のLDはシネスコやビスタで実際に映像が写っている縦幅が変わりますが、画面上下の大半は黒帯です。

 ブルーレイもレターボックス収録ですが、ワイドサイズ上でのレターボックス収録なので上下に黒帯が出る領域は4:3スタンダードサイズよりは圧倒的に狭いです。なにより、フルHDの水平解像度3倍以上ありますので、LD版のままということはありません。だいたい、LDが発売された時代よりテレシネ(フィルムスキャン)の性能が同じ訳ありませんし、数年前にファミリー劇場でHD放送された素材の時点で精細感はDVDやLDより確実にアップしていました。

 ノイズ感がどうしても嫌という方は、テレビに搭載されているノイズリダクションを強くするのを試して見てください。恐らくのっぺりして肌や衣装のディテールが潰れるかと思いますが……

---追記ここまで---

 

販売元ハピネットの公式サイトの商品ページには

Blu-ray化/吹替音声3バージョン収録/初収録特典多数

人類初の火星探査ロケットを救え! 国際級救助隊出動せよ!世界中のファンに愛されたスーパーマリオネーションの劇場版! 最新科学技術の粋を集めた人類初の有人火星探査ロケット「ゼロエックス号」が離陸後、機内に侵入した悪漢フッドの妨害により墜落、大破してしまう。2年後、国際救助隊に警備された2回目の離陸はほとんど問題なく成功。火星に到着したゼロエックス号は謎の生命体の襲撃を何とかかわし、地球への帰途につくが…。

 

キャスト
ピーター・ダイネリー(ジェフ・トレーシー)
シェーン・リマー(スコット・トレーシー)
ジェレミー・ウィルキン(バージル・トレーシー)
マット・ジマーマン(アラン・トレーシー)
デヴィッド・グラハム(ゴードン・トレーシー&ブレインズ&パーカー)
レイ・バレット(ジョン・トレーシー&ザ・フッド)
シルヴィア・アンダーソン(ペネロープ・クレイトン・ワード)
クリスティン・フィン(ミンミン)

 

<声の出演> ※NHK版/民放TV版/ビデオ版
ジェフ(ピーター・ダイネリー)=小沢重雄/中村 正/阪 脩
スコット(シェーン・リマー)=中田浩二石丸博也大塚芳忠
バージル(ジェレミー・ウィルキン)=宗近晴見/村山 明/大滝進矢
アラン(マット・ジマーマン)=菅沼久義/須田博光/難波圭一
ゴードン(デヴィッド・グラハム)=藤田圭宣鈴木清信/宮本 充
ジョン(レイ・バレット)=福島 潤/井口成人/堀 秀行
ブレインズ(デヴィッド・グラハム)=龍田直樹/小宮山 清/富山 敬
ペネロープ(シルヴィア・アンダーソン)=黒柳徹子/日比野美佐子/小原乃梨子
パーカー(デヴィッド・グラハム)=松岡文雄/八奈見乗児/及川ヒロオ
ザ・フッド(レイ・バレット)=谷 昌樹/飯塚昭三笹岡繁蔵
ミンミン(クリスティン・フィン)=里見京子/水野谷左絵/榊原良子
トレバース機長(ポール・マックスウェル)=大塚芳忠寺島幹夫/吉水 慶

 

スタッフ
監督:デヴィッド・レイン(『謎の円盤UFO』)
製作・脚本:シルヴィア・アンダーソン(『サンダーバード6号』)
製作総指揮・脚本:ジェリー・アンダーソン(『007ムーンレイカー』)
撮影:アラン・ペリー(『謎の円盤UFO』)、パディ・シール(『キャプテン・スカーレット』)
編集:レン・ウォルター(『決死圏SOS宇宙船』)
美術:キース・ウィルソン(『ヒルズ・ハブ・アイズ2』)
特殊効果:デレク・メディングス(『スーパーマン』)
音楽:バリー・グレイ(『謎の円盤UFO』)

 

特典
<映像特典>
あり

 

DATA
■ 品番 BBXF-2146
■ 発売日 2021/07/02
■ 価格 4,800円(税抜)
■ 画面 16:9スコープサイズ
■ 字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕(1) 3.吹替用字幕(2) 4.吹替用字幕(3) 5.音声解説用字幕
■ 音声

1.英語5.1chサラウンド(リミックス)Dolby TrueHD

2.日本語2.0chモノラル(吹替(1))Dolby TrueHD

3.日本語2.0chモノラル(吹替(2))Dolby TrueHD

4.日本語2.0chモノラル(吹替(3))Dolby TrueHD

5.英語2.0chモノラル(音声解説)ドルビーデジタル

6.アイソレーテッド・スコア2.0chステレオ(サウンドトラック)Dolby TrueHD
■ 指定 無し
■ 製作国 イギリス
■ 製作年 1966
■ ジャンル 洋画
■ 収録分数 約94分
特記
1967年日本公開作品(配給:ユナイテッド・アーチスツ

※商品の仕様は変更になる場合がございます。

追記:映像特典の情報が追加されました。

<映像特典>
・Excitement Is Go!:Making Thunderbirds(22分20秒)※DVD未収録 
・『サンダーバード』の誕生(10分) 
・人形とロケット(8分30秒) 
・ミニチュア撮影(8分) 
・Cliff Richard & The Shadows:Unseen Test Footage(17分)※DVD未収録 
・イギリス版予告編(2分50秒)※DVD未収録 
アメリカ予告編(1分20秒) 
・アニメーション・フォトギャラリー(3分20秒)

追記ここまで

 

6号は……  

Blu-ray化/吹替音声3バージョン収録/初収録特典多数

豪華飛行船の危機に最新メカ“サンダーバード6号”発進!国際救助隊の活躍を描くスーパーマリオネーションの劇場版第2弾! 新世界航空社のために国際救助隊の天才科学者ブレインズが新たに設計した飛行船「スカイシップ・ワン」。世界各地を周遊する初飛行に出発するが、乗員になりすました謎の陰謀団にハイジャックされてしまう。来賓として招かれたアランやペネロープたちを乗せたまま、飛行船は陰謀団によって爆発の危機に遭遇。乗員を脱出させるために国際救助隊が出動するが…。

 

キャスト
ピーター・ダイネリー(ジェフ・トレーシー)
シェーン・リマー(スコット・トレーシー)
ジェレミー・ウィルキン(バージル・トレーシー)
マット・ジマーマン(アラン・トレーシー)
デヴィッド・グラハム(ゴードン・トレーシー&ブレインズ&パーカー)
キース・アレクサンダー(ジョン・トレーシー)
シルヴィア・アンダーソン(ペネロープ・クレイトン・ワード)
クリスティン・フィン(ミンミン)

 

<声の出演> ※NHK版/民放TV版/ビデオ版
ジェフ(ピーター・ダイネリー)=小沢重雄/中村 正/阪 脩
スコット(シェーン・リマー)=中田浩二/村山 明/大塚芳忠
バージル(ジェレミー・ウィルキン)=宗近晴見/若本規夫大滝進矢
アラン(マット・ジマーマン)=菅沼久義古川登志夫難波圭一
ゴードン(デヴィッド・グラハム)=藤田圭宣/永田博丈/宮本 充
ジョン(キース・アレクサンダー)=福島 潤/永田博丈/堀 秀行
ブレインズ(デヴィッド・グラハム)=龍田直樹/八代 駿/富山 敬
ペネロープ(シルヴィア・アンダーソン)=黒柳徹子/日比野美佐子/小原乃梨子
パーカー(デヴィッド・グラハム)=松岡文雄/青野 武/及川ヒロオ
ザ・フッド=谷 昌樹/飯塚昭三笹岡繁蔵
ミンミン=里見京子/中川まり子/榊原良子

 

スタッフ
監督:デヴィッド・レイン(『サンダーバード』)
製作・脚本:シルヴィア・アンダーソン(『サンダーバード』)
脚本:ジェリー・アンダーソン(『007ムーンレイカー』)
撮影:ハリー・オークス(『エイリアン2』視覚効果)
編集:レン・ウォルター(『決死圏SOS宇宙船』)
美術:ボブ・ベル(『ワイルド・ギース』)
特殊効果:デレク・メディングス(『スーパーマン』)
音楽:バリー・グレイ(『サンダーバード』)

 

特典
<映像特典>
あり

 

DATA
■ 品番 BBXF-2148
■ 発売日 2021/08/04
■ 価格 4,800円(税抜)
■ 画面 16:9スコープサイズ
■ 字幕 1.日本語字幕 2.吹替用字幕(1) 3.吹替用字幕(2) 4.吹替用字幕(3) 5.音声解説用字幕
■ 音声

1.英語5.1chサラウンド(リミックス)Dolby TrueHD

2.日本語2.0chモノラル(吹替(1))Dolby TrueHD

3.日本語2.0chモノラル(吹替(2))Dolby TrueHD

4.日本語2.0chモノラル(吹替(3))Dolby TrueHD

5.英語2.0chモノラル(音声解説)ドルビーデジタル

6.アイソレーテッド・スコア2.0chステレオ(サウンドトラック)Dolby TrueHD
■ 指定 無し
■ 製作国 イギリス
■ 製作年 1968
■ ジャンル 洋画
■ 収録分数 約90分
特記
1968年日本公開作品(配給:ユナイテッド・アーチスツ

※商品の仕様は変更になる場合がございます。

追記:映像特典の情報が追加されました。どうやら日本公開時に製作された日本語吹き替え版音源を基にしたダイジェスト映像が収録されるみたいですね。約14分と記載されているので、以前書いたソノシート音源の線が濃厚です。これはかなりセールスポイントになるのではないかと思います。

<映像特典>
オリジナル吹替音源による『サンダーバード6号』ダイジェスト映像(約14分)※DVD未収録
・レディ・ペネロープ(10分) 
・より優れた人形を目指して(8分10秒) 
・タイガーモス号(6分10秒) 
・オリジナル劇場予告編(1分55秒) 
・アニメーション・フォトギャラリー(2分55秒)

追記ここまで 

 

 

 サンダーバード6号に関してはネット上に と商品紹介文が出ており、それによると2003年のNHK放送時に<TVシリーズのオリジナルキャストを可能な限り再結集して>新録音された日本語吹替版と、過去に発売されたVHSやLDに収録された日本語吹替版、それとテレビ放映用に作られた日本語吹替版と3種収録と説明されています。

 劇場公開時に作られた日本語吹替版ですが、下の記事によると

web.archive.org

完全なマスターテープが現存しておらず

という事で過去VHSやLD、DVDでも収録されたことがありません。

 6号に関しては、制作/日本ビクター株式会社、発売/ビクター出版株式会社の”ビクターミュージックブック MB-2022 『サンダーバード6号』”のフォノシート(いわゆるソノシート)に、劇場公開時に作られた<TVシリーズとほぼ同じキャストによる日本語吹替版>の音源が流用されていることが濃厚で、このソノシート音源を収録してもらえれば貴重な記録として後世へ残せるんですが……なんとか収録して欲しいっすね。

追記

 劇場公開日本語吹替音源は、作った東北新社にはまともな形では残ってないんでしょう。真偽不明の噂ですが、同社の所有する吹替音源データベースのデジタル化のための整理などで、新社内でもだいぶ探したが見つからなかった。という噂話もあります。

 

---関連記事から抜粋---

劇場版吹き替えの種類は

  • 日本での劇場公開に際し録音されたバージョン
    この音源はTV版キャストとほとんど同じで録音された。しかし紛失で使用出来ない状態にある、というのが昔から言われている話です。
  • テレビ放送に際し録音されたバージョン
    上記の音源が使用出来ないためか新録音された。キャストはTV版とは異なったメンバー。さらにテレビ放送用なので本編にカットがある。
  • VHS/LD発売に際し録音されたバージョン
    VHS/LD発売時に本編ノーカット用として、上記2つとは別のキャストで新録音された。
  • 2003年にNHK衛星と教育で放送する際に録音されたバージョン。
    TV版キャストを可能な限り集めて新録音したノーカット版。

があります。このうち『サンダーバード6号』の劇場公開吹き替え版は、ダイジェスト版的にその一部がソノシート化されています。

www.nicovideo.jp

 東宝特撮作品ではソノシートや販売用8mmフィルムが、DVD・ブルーレイなどの特典映像として収録されていますし、この『サンダーバード6号』のソノシートが入手出来れば、同様に特典映像として収録出来るのではないでしょうか?もしこれが収録されれば、ファンの購入意欲を煽る売り文句が出来るでしょう。

劇場版吹き替えの現在

 劇場公開版吹き替えに関しては色々情報があるんですが、2003年のNHK放送に際し捜索した結果、フィルム(音ネガ、初号といった具体的な情報は不明)を見つけたが、劣化が酷く音声は使えなかった。というのが当時のNHKウェブサイトに記載されていたらしいのですが、その後のサイトリニューアルなどでそのページは消失。今は確認しようもありません。

 あとはサンダーバードファンでサントラなどにも詳しい、アニメーターの高木弘樹さんからツイッターで伺った話があります。

  庵野さんが見たのが30年以上前の話らしい(氏はこの頃に「ザ・コンプリート・サンダーバード」というVHSの構成・編集を担当している)ので、現在そのフィルムがどうなっているのか……2003年頃に確認されたというフィルムがこれの事なんでしょうか?

元記事:北米で劇場版サンダーバード、サンダーバード6号のブルーレイ2回目の発売 - よろず手控え帖

---抜粋ここまで---

 こうなるともう、新社以外のところに捜索の目を向けるしかないのかもしれません。上映会などにフィルムをレンタルしていた会社から80年代に日本語吹替版フィルムが貸し出されていたという話もあり、そういうところに眠ってい可能性や、そういう会社が清算のためや借金のかたなどとして流出したフィルムが、ネットオークションに出る可能性を考えてチェックするとかしないといけないかもしれません。

 そもそも6号に関してはソノシートが発売されたのが上映から割と時間が経った1973年で、その後1976年にテレビ放送版の声の出演違いの吹替版が放送されているので、新社から音源が失われた時期というのは結構短期間の間のようです。まぁもしかしらソノシートを発売したビクターから返却されてないとか、そのときにオリジナル全長版吹替音源にハサミを入れて残った部分以外は捨てられたとか、あり得ない話ではないかもしれませんが。

追記ここまで

 

関連記事

mech.hateblo.jp

 

  これで人間実写版映画も含め、主要なサンダーバードシリーズ作品はブルーレイ化されたことになります。めでたい。あとは、50周年で作られた3エピソードが日本でも見られるようになれば良いのですが。

2021年5月追記

 ブルーレイの発売元さんがこの機に劇場公開吹替版の探索を行ったとのことです。 

mech.hateblo.jp

追記ここまで 

 

 

mech.hateblo.jp

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Thunderbirds Are Go / Thunderbird 6 by Barry Gray
 

 

2021年1月31日よりスーパー!ドラマTVで『サンダーバード』HD完全版アンコール放送

 来年もスーパー!ドラマTVで『サンダーバード』のアンコール放送があります。
www.superdramatv.com

 

2021年1月31日(日)あさ7:00スタート
【二カ国語版】毎週日曜7:00(2話連続)
【字幕版】毎週日曜27:00(2話連続)

 主音声:日本語吹き替え、副音声:英語の【二カ国語版】と、英語音声と日本語字幕の【字幕版】の放送があります。 

www.superdramatv.com

 完全版というのは、日本語吹き替え音声の存在しない箇所が【英語音声と日本語字幕】で補われる形です。

 55周年で公式サイトがリニューアルしたり、公式Twitterアカウントが出来たり、某サンリオキャラとのコラボ情報があったり、例の怪獣のソフビ予約が始まったりしてますが、55周年でどのくらい盛り上げられるのかにも注目です。 

サンダーバード

サンダーバード

 

55周年

 今回は2006年の40周年時のように、期間限定や一定期間で無料視聴可能エピソードを入れ替えていくような配信とかしないのでしょうか?

bb.watch.impress.co.jp

当時はまだまだネットで映像を見ること自体に回線や視聴環境に制限があった時代でした。しかし、現在は環境は大きく変わり、動画コンテンツが大きく幅を利かせてますし、視聴環境も主にパソコンだったのがスマートフォンタブレットにと変化しています。

 テレビ業界の方も変わって、一部作品以外は地上波キー局の再放送番組枠も減りました。特撮ジャンルで言えば、地方局や独立局の再放送以外では『ウルトラマン』シリーズが新作と新作の合間の繋ぎにやっている過去作品のピックアップ再放送くらいでしょう。

 そういう再放送も、その役割はスカパー!やケーブルテレビ、BSのチャンネルに移ったかと思えば、今やYouTubeの無許諾アップロードの役割みたいになっています。

 公式チャンネルを開設して本編そのものを期間限定でアップロードしたり、ハイライトシーンをアップロードしたりしているところもありますが、こういう事を積極的にしていかないと、有料CS放送でのリピート放送ばかりでは「作品を知ってもらい、新たなファンを獲得していく」のは難しい時期に来ていると思います。

 版権元やスポンサーとの絡みもあるんでしょうが、テレビで話題になって再ムーブメントが起きにくい現在は、ネットで色々やってもらって『サンダーバード』の知名度アップと新たなファンとの出会いを作り、今後何年も「サンダーバードと言えば○○」とより多くの人が答えられるようなことになると良いんですが。なにせ日本ではバンダイチャンネルやHuluで一時期配信したことはあったものの、その後スーパードラマクラシック独占で配信に。しかし、この配信サービス自体が終了してしまい、現状日本国内で提供されているネット配信サービスでラインナップしてるところがありません……

mech.hateblo.jp

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劇場版が遂に日本でもブルーレイ化されるかも?

 日本の某ビデオソフト会社Twitterアカウントが、スーパーマリオネーション版の劇場版のブルーレイ化について匂わせる投稿をしています。まだ正式発表されたものではないので、はっきり書けないのですが、やっと日本でもブルーレイ化されるならサンダーバード貯金の準備を始めないと……

 

2020年11月20日追記

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『サンダーバード』の怪獣ソフビが発売されるらしい

 サンダーバードの怪獣ってのは、劇場版で火星のシーンで登場した奴ではなく、映像本編には登場しない「写真」の奴です。1体は触手でサンダーバード1号を襲っているシーンの写真がよく出ている奴(スペースモンスター)、もう1体は竜やドラゴンのような体の長い奴(レイクモンスター)です。

↓参考ブログ

projectswordtoys.blogspot.com


 これの正体は、『サンダーバード』を制作していたセンチュリー21の出版部門が出版していたコミック誌に掲載された写真。サンダーバードのコミックに登場する形だったので、映像本編には登場しなかったという訳です。

 このコミックシリーズそれなりに分量あるので、日本でも翻訳して発売してくれる出版社どっかないのでしょうか?日本ではサンダーバード自体を知っていても、このコミックの存在を知らない方がかなりいると思うので、潜在需要というのはあるんじゃないでしょうか?

 ジェリー・アンダーソン作品の日本独自コミカライズがまとめて出版されてることですし、怪獣らが登場するコミックは出元的にも元々の版権元にかなり近い(実質同一)が出版していた、ほとんどオフィシャルな作品ですし、日本でもなんとか陽の目を見せてやって欲しいと思うのは私だけでしょうか?


 話がついついそれましたが、このソフトビニールモデルの発売情報の出典は、モデルグラフィックスという模型誌。そこで連載されている「岸川ラボ」です。

 

モデルグラフィックス 2020年 10 月号

モデルグラフィックス 2020年 10 月号

  • 発売日: 2020/08/25
  • メディア: 雑誌
 

 

 このコーナーを書いている岸川靖氏は、サンダーバード関係や海外ドラマ、特撮関係の書籍編集など関わっていることが多いので、名前を見た覚えのある方もいると思います。最近だと洋泉社から出版された「サンダーバード完全写真資料集成」や「謎の円盤UFO 完全資料集成」などがあります。 

サンダーバード完全写真資料集成

サンダーバード完全写真資料集成

 

 肝心のソフビのことですが、記事によると予約限定生産で、プレミアバンダイで秋に受付開始予定。

 ソフビのサイズですが、件の写真が再現できるようにデアゴスティーニの「サンダーバード1号をつくる」(アオシマの1/144スケール・サンダーバード1号を元にしたプラモが付属)の大きさに合わせて作られたそうです。 

 

 記事には原型の写真も出ており、大きさ比較用としてiPhone7(高さ138.3mm)が横に置かれているのですが、それと比較するとソフビは全高30cmくらいはありそうです。価格は未定と書かれていますが、大きさから高額になりそうだと。

 秋予約開始予定なので、ここ1ヵ月とかそれくらいの間にプレミアムバンダイから情報が出るでしょう。そういえば、バンダイサンダーバードの立体物発売するの久しぶりですね。

追記:触手のようなものがあるモンスターの方は、元の写真では上半身だけが映っているんですが、立体化にあたり全身や背面がコミックに描かれているのでそれを参考にしたそうです。

2020年10月23日追記

 プレミアムバンダイのwebサイトで「サンダーバード」キーワード検索すると、「怪獣番外地 サンダーバード モンスターズ」が表示されるようになりました。