(11/23更新)吉浦康裕監督による『パトレイバー REBOOT』新作短編

パトレイバー』短編アニメ製作が発表

  吉浦康裕監督によるパトレイバーの新作短編アニメの製作が発表されました。これは「日本アニメ(ーター)見本市」の作品として作られているようなので、本編時間が大体10分、声優が山寺宏一林原めぐみのお二人という、制限というか形式になっています。

11月23日追記

 日本アニメ(ーター)見本市のサイトで公開・配信開始されました。期間は2017年2月28日まで。

animatorexpo.com

ーーーここまで追記ーーー

 

  そして「REBOOT」とついている以上、今までの続編や単なるリメイクでは無いことは明らかでしょう。昔からある「リメイク」と最近出て来た「リブート」という言葉の違いは何なのか?て事もあるんですが、リメイクは映画「オーメン」のように作り直されても基本的に内容は変わらないもの、リブートは色々と変更されるもの、と区別されるようになって来てます。

  一般にリブートは、企画そのものを「再起動」し、人物設定や年代・舞台を練り直して物語を最初からやり直す作品ばかりです(映画『猿の惑星』等)。

 小説や漫画が原作の作品でも、シリーズ化で続いていたストーリーを断ち、再度最初からやり直すハリウッド映画版『スパイダーマン』や『バッドマン』のようなのもあります。

 ただ漫画原作のアニメや映画はそのほとんどがリメイクであるものの、現代劇の場合は制作時の時勢に合わせた変更が行われるので、リメイクとリブートが織り混ざった物とも解釈出来ます。セーラームーンとか鉄人28号とか、ゲゲゲの鬼太郎など数回に渉り別の時期に作られたアニメ作品はこれにあたると思います。ただパトレイバーは漫画原作の作品ではありませんし、また難しい扱いになりそうですが。

 実写のTNGパトレイバーは設定としてはパト2の「続編」ですし、WXIIIについてもキャラや舞台など基本設定は元のままに製作された続編作品です。

 休止していた企画が動きだす「再始動」でも英語で「REBOOT」というかも知れません。しかし実写・アニメ作品などで、休止していた企画を再度動かして続編を作る場合に、この言葉の使い方をするのは見た事ないんですが……

www.youtube.com 公開されている予告やPVを見ると、登場人物を見ると明らかに新キャラですし、「REBOOT」なら名前が今までのと同じ、もしくは似ているなど、ひとひねりあるはずです。

10月20日追記

 東京と大阪で1週間限定上映が開始されて、感想等がネット各所に書かれています。私自身はおいそれと東京に行ける場所に住んでいないので、まだ未見です

 ただ書き込みを見ると、ある事柄からどうも上で書いた「REBOOT」ではなく、企画の「再始動」で、今まで展開された「パトレイバー・ワールド」のどれかの続編である可能性があるのでは?と疑問が湧いて来ました。

 そのように思うのは、「今までの作品とストーリー的な繋がりがあるのではないか?」(といってもパトの場合「どの時間軸のか」というくらい、自由度があるのを忘れては行けません)という感想が何人もの人から出ているからです。

 ただ、これは上映を観て直ぐの感想らしく、劇場で売っているブルーレイに収録されているコメンタリーや絵コンテを精査すると「そういう事でも無いらしい」との意見も出ています。

 早く見たいのですが、一般発売まで少々時間があります。届くのが楽しみです。

10月21日追記

 DVD&ブルーレイでーた誌に監督インタビューがあると聞き早速読みました。やはり、企画を一から練り直してストーリーを最初からやり直したリブートではなく、休止していたパトレイバーという企画を再始動したもののようです。

 そう考えるに至ったのは、監督インタビューで「次世代」、「10年後」、「2026年」というキーワードが出て来たり、OVAと劇場版、漫画、TVシリーズどれにつながってもいいようになっている等の発言があったからです。

 この発言から、ストーリーを仕切り直して最初から始める「リブート」では無い事は明らかです。

 リブート作品と呼ばれるものでは、オールドファン向けのサービスで過去のシリーズからネタが仕込まれている事はあります。しかし、そういう作品でもシリーズの連続性(ストーリー)を断ち切って仕切り直す作品ばかりなんですが、パトレイバーREBOOTは違うようです。

 リメイクとリブートの定義が凄く曖昧で浸透していない昨今、タイトルにこのREBOOTという言葉を使うのはどう言う意図なのか、個人的に非常に気になります

ーーーここまで追記ーーー

10月26日追記

 webで新しく監督インタビューが公開されました。

akiba-souken.com このインタビューによると「REBOOT」というのは、プロット(ストーリーの筋)を作る段階でつけた副題で、仮につけたものがそのまま使われたとあります。

言葉通り「『パトレイバー』を再起動する」という気持ちを込めました。

とあるので、シリーズのストーリーを初期化し、企画や物語を練り直して始めるリブート企画では無く、休止していた「アニメ・パトレイバー」という作品を再起動した作品という事の様です。

 上記のインタビューは監督する事になった経緯(これは他のインタビューで語られてますが)の他に、「新キャラクターを登場させたのはなぜか」など、気になる点についても聞いています。

 先日ニコ生でパトレイバーの一挙放送(TVシリーズ全話、劇場版1・2、TNG全話)が行われましたが、「初めて見たけど面白かった」という感想がTwitterでかなり多くヒットします。このように若い世代にも通用するわけですから、REBOOTも彼らにアプローチ出来るように何らかの形に繋げて行って欲しいですね。

ーーーここまで追記ーーー

 

 監督の決意表明はこちらに掲載されています。

特設サイト

http://www.patlabor-reboot.jp/

10月15日(土)より、"劇場上映 ゴーゴー日本アニメ(ーター)見本市"(http://animatorexpo.com/)にて、東京・新宿バルト9、大阪・梅田ブルク7で1週間限定上映! 
同時に、両劇場にて劇場特典「浅野直之作画監督による作画修正集」を付属した劇場先行版Blu-rayも販売!

やはり

以前記事で書いたように、

mech.hateblo.jp日本アニメ(ーター)見本市での公開となりました。

 2015末から2016年の7月にかけて、吉浦監督のツイッターで「勧善懲悪熱血ロボットアニメ」を手がけていると情報が小出しにされていましたが(勧善懲悪は当てはまるけど、熱血となるとパトではないかなあとも思っていたのですが)いう文字に、今見返してみると、その中にはロケーションハンティングをかなりしたという事や、道路標識や電柱などに注目して見ている、車両のウィンカーやブレーキランプがという内容のツイートがあり、それとなく現在の風景の中にロボットが登場する、しかも車両に関係すると匂わせていますね。

 DVD/BDの仕様を見ると本編は約10分の短編です。日本アニメ(ーター)見本市は、ドワンゴニコニコ動画など)とカラー(庵野秀明監督のスタジオ)による共同企画です。公式サイトにも出ていますが数多くのアニメーターによる短編アニメが製作されました。

 この見本市で製作された作品の声の出演は、全て山寺宏一林原めぐみ両氏による物で、REBOOTの特設サイトを見ると分かりますが、見た事の無い新しいキャラクターが登場しています。キャラクター原案はゆうきまさみさん。

 そして音楽はお馴染み川井憲次さん。ブルーレイにサントラCDが付くという事なので、既存曲の使い回しではなく新曲だと思われます。予告で流れる音楽を聞くと安心しますね。追記:監督がツイートしたところによると、予告の音楽は既存曲とのこと。アーリーデイズの最終話のレイバー戦の最後の方に流れる曲ですね。

映像ソフト

 日本アニメ(ーター)見本市の上映イベントで上映され、それとともにソフトの発売もされるそうです。10月5日(土)の上映に合わせて、新宿バルト9梅田ブルク7にて劇場先行ブルーレイ発売。10月26日に特装版ブルーレイ/DVDが発売。

 

 

ある方が……

 この吉浦監督によるパトレイバー短編アニメが製作されているという情報は、実は6月にこっそりある方が漏らしていました。6月に中国の北京で行われたコミコンにゆうきまさみ先生がゲストとして行った際に漏らしていたらしいのです。

 当時、ゆうき先生が9月にパトレイバーの新作動画があると発言したことは、あちらのアニメ系webニュースサイトの幾つかで報じられ、このブログでも記事にしましたしかし、その中には吉浦監督の事は書かれていませんでした。

  吉浦監督の名が出ていたのは、あちらの掲示板と中国版ツイッターのウェイボーです。

http://bbs.saraba1st.com/2b/thread-1284217-1-1.html

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机动警察[懒得理你] / Weibo Life Search (GFW Certified?!) (2)

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ウェイボーのはもう一つあったのですが、URL無くしてしまいました。内容は同じような事で、下記のように出ていました。

結城老師在見面會上說9月份會有新的機動警察作品,導演是吉浦康裕先生

掲示板の方はどうも直接聞いた訳ではなさそうですし、ウェイボーの方は北京コミコンのハッシュタグ付けてはいますが、どこで言ったとか書いてないですし半信半疑でした。

 以前書いた記事でも書いてますが、大きなプロジェクトではなく「動画」だということをゆうき先生が言っていたそうなので、短編でネット由来の企画のある可能性は高そうと考えていましたが、思った通りになりました。

 

 日本アニメ(ーター)見本市が何なのかなどを書いたり、吉浦監督がどんな作品を作って来たかなど、ちゃんと記事にしているニュースサイト