パトレイバー30周年にやって欲しい企画を勝手に考えた

アニメ『機動警察パトレイバー』30周年

 2年後の2018年4月25日、オリジナルビデオアニメ『機動警察パトレイバー』VOL.1が発売されてから30周年を迎えます。実写が公開されたことで、結果的に過去のパトレイバーが新たな世代に知れたり、見られたりが増えつつある中、30周年を迎える訳です。

 この30周年記念に何かしらの企画があるのでしょうか?アニメのプロジェクトは公開されるまでに約2年くらいかかると聞きます。そこで、30周年企画を個人的な希望と脳髄垂れ流しで勝手に考えてみました。

機動警察パトレイバー アーリーデイズ [Blu-ray]

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 文字情報として残り検索しやすいインターネットを浚ってみると、最初からアニメ企画として進んだ『機動警察パトレイバー』だからという事もあってか、「新作アニメが見たい」という要望が多いようです。

 Twitter検索してみると、近頃パトレイバーと同じように警察の特別部隊を扱ったアニメが放送された事もあってか、今風のパトレイバーが見たいとか、3Dモデルを使ったレイバーのアニメを見てみたい、といったツイートがありました。

 実写の展開がなんだかんだで2年以上行われたおかげで、関連商品の再販、新商品発売が行われています。また、コミックの文庫版全巻セット発売も行われ、近年では関西・関東の地方テレビ2局でTVシリーズの再放送が行われています。

 この再放送と実写の影響で、初めてパトレイバーを知った人たちが新たなファンになっている模様。その背景にはパトレイバーが持つ「ある特徴」が関係しているようです。それは、ゆうき先生が企画初期からの考えとして

要するに主人公が人殺しをするアニメはやめましょうということですかね。バカバカと無機質に人が死ぬようなのはやりたくなかった。ロボットアニメも『ガンダム』以降は戦争ものになりがちで、人死が前提になったじゃないですか。そうじゃなくて、人が死んだら「事件」なんだよ、という立ち位置でした。

出典:別冊宝島1476 機動警察パトレイバークロニクル

との発言をされていました。この視点と極めて日常的な警察お仕事ストーリーが、普段あまりロボットアニメを見ない層には一回り回って新鮮に見えるようです。

 こう言った新たなファン層の下支えになるであろう今後の展開がどうなるかですが、実写のイングラム・デッキアップイベントはこれからも実施されますし(5月末には埼玉県久喜市で)、撮影セット内に立っていたイングラム立像が長崎ハウステンボスに移設される話題もあります。さらにROBOT魂パトレイバーのフィギュアが登場することも発表されています。

 あと2年間に何らかの話題が続けば、世間的に「パトレイバー」はかなり長期にわたって宣伝されている事になり、30周年に向けて注目度を上げていく事が出来るはずです。

製作形式

 話がちょっとそれましたが、ひとくちに新作アニメと言ってもフォーマットに関する事として

  • 数十話からなるシリーズものとしてリブートやリメイクするのか
  • 1エピソードやオムニバス形式の単発企画なのか
  • アニメ映画なのか
  • OVA、ネット配信なのか等々・・・

と言った関心事があるでしょう。シリーズものの場合「コミック版ベースのアニメ化」とかも考えられるかもしれません。

 それと世間的にリブートとリメイクの明確な違いがはっきりしないのですが、リメイクは元の作品と基本的に同じ展開で、リブートは同じ展開にならないのが、違いらしいです。

 予算によって単発なのかシリーズなのかも変わるんでしょうが、新たなファンを開拓するのがメインであれば、シリーズものとしてやるかもしれませんし、昔からのファンに送るとかであれば単発企画でとも考えられます。

物語

 ストーリーに関する事としては、

  • 年代設定を変えたりするのか
  • 現実が設定年代を越した事などを考慮するのかしないのか
  • 続編(コミック、TV、OVA、映画どのかは問わず)なのか

といった関心事があるでしょう。

 このストーリーやキャラクターに関連する話として「次世代の話」があります。

 2000年に出版されたコミック版の文庫本に本広克行監督が寄稿しているのですが、その中で「何らかの形で続編を見れないのでしょうか?時代やキャラクターが変わりつつもパトレイバーならではのが読めるもの」みたいなことを書いていました。

 同じ時期にヘッドギアの出渕さんからも似たような話が語られたことがあります。

まあバンダイビジュアルの渡辺繁さんからは、ネクストジェネレーションとか、大阪の特車隊とか、そういうアイデアも言われたりはしたんですが……。

WXIII 機動警察パトレイバー マニアックス(2002年3月発行)

パトレイバー』はキャラクターものでもあるので、特車二課以外だと難しいんですよ。よく大阪府警でやりましょうとか、ネクストジェネレーションでやりましょう、などと言われますが、次の『パトレイバー』をストレートにロボットもの(?)として作るのは、僕の中では難しいなと。

別冊宝島1476 機動警察パトレイバー クロニクル(2007年10月発行)

 業界人にはやはり「次世代の話」が実現の可能性が比較的高いという認識だったのかもしれません。それから、上記2つの発言はWXIII公開の前後です。

 リブートみたく新たにキャラクターを作ったとしても、元のメンバーに似たキャラクターたちになってしまう可能性があるのは考えられます。元の第2小隊はキャラクターの見本市のような構成です。だからこそ、そこをどのように変えて魅力的なキャラクターを新たに配置するかが、課題になると思われます。

 

 実写では3代目なのに初代の模倣と言われるような形でしたが、監督のインタビューを見ると当然考えがあってそうしたみたいです。

パトレイバーのような集団劇をやるとき、彼らに何らかの共通項がなければ成立しない。問題はどこにその共通項をおくかだけど、今回は、“他人の舞台で踊る人間たち”にした。つまり誰かが作り上げた伝統をホイッと渡された連中で、特車二課なんてたかだか15年くらいの歴史しかないのに、よき伝統だとか正義がどうのとか言われてしまう。そういう三代目を描けば、いまどきの若者たちにも重なる部分があるしね

<略>

三代目同様、世代論も方便にすぎず血液型みたいなものだからテーマになりえないことをまず言っておくけど、

TV Bros. 2014年4月12日号

  そもそも、なぜ3代目の名前が初代に似ているのかも明白にはなりませんでした。ヘッドギアの伊藤さんが熱海で実写の撮影があった際に撮影現場を見て来たそうで、その場にいた押井監督に名前の事を問うたそうですが「観てもらえば分かる」と言われたとツイートしてました。さらに実写シリーズ最後となる長編「首都決戦」まで観ても判らなかったと再度ツイートされていました。

 ちなみに名前について監督はこう語っていました

キャラクターの名前を初代の連中と“似て非なるもの”にしたのは、彼らが常に優秀な初代と比べられるという運命にあるから。その設定を名前で表現した事になる。<略>もう一つの理由はアニメのキャラクターとワンクッションおくこと。”いずみ・のあ”をどんな女優が演じても違和感があるから、“いずみの・あきら”を演じてもらった。このワンクッションだけで随分違ってくる。

TV Bros. 2014年4月12日号

 3代目のダメさからすると初代は警察官としてバリバリ仕事をしていたので、優秀と言えばそうなのかもしれませんね。実写小説版では初代と比べられるくだりが多く、本人たちもその事を良く思っておらず、その初代がどんな人物だったのかに興味を持っている描写があります。しかし、実写の劇中ではほとんど盛り込まれていない、あっても薄いのです。

 そんな訳で監督は上に引用したような事を言っていますが、この名前問題について書いたり口にしている人の話を見聞きした限りでは、多くの人が知りたがっていたのはそう言った演出論的な話ではなく、物語の中での理由なんですよね。観客と演出家で話が噛み合ってない例です。

 

 それからTNGの世界は2013年でパトレイバー2の続編とされてますが、パト2で海法の階級が警視総監でしたが、首都決戦では警視監となっています。これが意図的であったりそうでなくとも、あのアニメの映画2作目の世界の続きではない、また別のパラレルワールドと思えば良いんじゃないでしょうか。後藤隊長ウイスキーがまだ地下にあったのも同じような理由でしょう。

 アニメ作品については、どの出来事の前後といった時期の話を言っているは見た事ありますが、パトレイバーには「正史」みたいな物があるとヘッドギアのメンバーが言ってるの聞いた事ありません。

しかし、とにかくアニメ版の中だけでも、旧OVAから劇場版に続くものと、TVから新OVAへと流れるふたつの時間軸がありますし、さらにはコミックスと小説版で、それぞ独自の世界を繰り広げているわけですが、これは収拾をつけるといった性格のものではありませんから、もうファンの方に好きなものを選んでいただくしかないですね。コミックス版にしても「これは原作では無い」と言い続けてきたつもりですし、逆に、アニメ版に大勢のスタッフがかかわってくれたお陰で、キャラクターにも厚みが出てもいましたから。

出典:THIS IS ANIMATION THE SELECT 機動警察パトレイバー2 the Movie ゆうきまさみインタビュー

 クリエーター(ヘッドギアのメンバー)が設定や世界観を共有し、各々得意分野で物語を描いたりデザインした結果、それぞれの媒体で差異が生まれた形です。 

 随分話が逸れてしまいましたが、リメイクやリブートは想像以上に大変ですね。

レイバー

 レイバーのデザインも手が加えられたり、リファインされる可能性もあるでしょう。レイバーが3DCGモデルを使った映像になる可能性も高いです。パチンコやパチスロで既に3DCGモデルによるレイバーの映像化が行われていますし、現在のロボアニメでも使われている手法です。

クリエイター

 10年くらい前の別冊宝島に掲載されたゆうき先生インタビューで「新しいパトレイバーを見たければあなたが作ってください」とも語っていましたし、ヘッドギアによるものではなく、新世代のクリエーターによる新作というのもあり得るかもしれません。

声の出演

 リブートやリメイクの場合、声優全キャスト交代する事も考えられますし、2014年から展開している『美少女戦士セーラームーンCrystal』のような形になることもあり得るかもしれません。

 とにかく新たにアニメが作られるとすれば、故人や引退の理由から香貫花、山崎、福島特車2課長、内海、バドをオリジナルキャストで集めるのは不可能です。そして、最近リリースされたゲーム(スパロボOE)、パチンコ、スロットの映像では新キャストが割り当てられています。

 内海課長は初登板になったパチンコのセリフがあまり聞けてないので判断しづらいのですが、皆さん元のイメージから大きく外れないよう演じられているので、全然キャラ違うとかいう事はないです。

 個人的には、新たにシリーズ物としてリブート・リメイクするので声優全交代というのであれば、制作側はその判断がどう言う事態を招くか分かってての事でしょうし、批判があってもそれを上回る成功を収められるという自信や、新しい世代に取っ付きやすくする目的があってそうしてるんでしょうから、別にそれはそれで言ってもしょうがない、というスタンスです。その方法を否定するつもりはありません。個人的にはオール新キャストになったら、どのような違いや新しい側面が生まれるのかも興味ありますし。

 過去作が新旧OVA、TVシリーズ、映画合わせて50話以上もあるんですし、コミック版もあるんですから、嫌なら見ずにオリジナルを見続ければ良いのです。ムーミンみたく、原作者の意向で特定のシリーズが家庭で見る事が難しくなるって訳ではないですからね……

そこで案

 しかし、30周年記念で単発エピソードを製作というのであれば、声優問題を回避するやり方があります。それは既存のボイスドラマの音源を使用して新たに映像化する方法です。幸い、パトレイバーはアニメと同じ声優陣で製作されたボイスドラマが複数あります。

 これは近年、イギリスの特撮SF人形劇『サンダーバード』で取られた手法です。過去に録音されたレコードドラマの音源を使用し、新エピソードが映像化されたのです。それを見て「パトレイバーでも同じような事が出来るのではないか」と思ったわけです。

 このやり方は「後ろ向きだ」「30周年記念のお祭りなんだから、もっと豪華にやれ」「新エピソードが見たい」と言う意見もあるでしょうが、結局のところパトレイバーは第2小隊のキャラクターが負う部分が大きい事は、パト2やWXIIIの評判から周知の事実でしょう。

 多くのファンからはあの第2小隊の出番が望まれている。そこでボイスドラマという訳です。

ボイスドラマはいくつかあるが……

 パトレイバーには以下のようなボイスドラマ音源があります。

  • 現在は下記CD-BOXに収録されている、93年発売CD-BOX「第2小隊日誌」(12エピソード)の音源(CD-BOXの為にヘッドギアの伊藤和典氏が脚本を書き下ろし)
  • 現在はDVDに特典として収録されている、TVシリーズ放送当時の「テレホンサービス」の音源
  • 「チケマガ」(劇場版の前売券と共に本やCDがついてるもの)CDの音源
  • 1995年に発売された「メモリアルLD-BOX」全巻購入者特典CDの音源

  このうち「テレホンサービス」は、小隊の日常を切り取ったドラマみたいな感じで日常的な物からギャグまであります。特車二課以外にも桜山桃子がメインに喋ったりもしますが、ファンクラブの告知などもあります。なので、あまり映像化には向かないかもしれません。

 「第2小隊日誌」、「チケマガCD」、「全巻購入者特典CD」はエピソードの長短はありますが、ドラマと言って差し支えないでしょう。

 あとは厳密にはゲームの部類になるでしょうが、PCエンジンのとプレイステーションのがあります。

 PCエンジンのは、NEW OVAグリフォン関係の話)がベースのストーリー。プレイステーションのは、第2小隊に新人が配属されるというオリジナルストーリー。このPS版では進士や山崎、香貫花、南雲など登場しないキャラもいます。PCエンジンのはフルボイスではないので、もしやるとしたら追加録音が必要になるはず。

「第2小隊日誌」

 「第2小隊日誌」は、伊藤和典氏による脚本。その名の通り隊員たちによる日誌で、12話あります。初期OVAのエピソードがベースになっているがほとんどですが、最後の話は二課を離れるメンバーや98式が送り出されるシーンを描いています。

「V.S. リターンズ」

 劇場版2作目のチケマガCDには、「V.S. リターンズ」(脚本 横手美智子氏で長さ19分くらい)というエピソードが収録されています。これはNEW OVAの「V.S.」の延長戦にある事はタイトルからも明白。脚本も同じ横手氏です。映画本編に登場しない香貫花や熊耳が登場し、パラレルワールドの香貫花と熊耳が一堂に会すシーンがあります。さらに、なぜか突然後藤隊長の入浴シーンがあったり。

 初期OVA以上にドタバタがありますので、気を抜いて聞くタイプのドラマですね。映画とはほとんど関係がない話ですが、劇場版1作目の音声が使われています。なのでこの部分だけ本来のキャラデザイン設定で新規作画するとかも可能かもしれません。

「THE DAY AFTER」

 そして、LD-BOX全巻購入者特典のCDに収録されていたボイスドラマ「THE DAY AFTER」は、20分以上のちゃんとしたドラマになっています。

 内容は、特車2課を離れた第2小隊メンバーや後藤隊長、山崎、榊、シゲが集まって飲み会をするという内容です。南雲隊長も登場します。ただし、香貫花の事は語られますが声の出演はなし。

 1995年に発売された「メモリアルLD-BOX」の全巻購入者向けに制作されたこのドラマは、その後発売されたDVD-BOX(2000年発売の方)や「機動警察パトレイバー MUSIC COLLECTION」に特典として収録されています。

 時系列でいうと、劇場版2が公開されたのは1993年、このドラマが作られたのは恐らく1995年だと思います。劇場版2が第2小隊の面々がメインではなく、後藤・南雲・柘植の話だったこともあってか、このドラマでは第2小隊の面々と離別のその後が描かれています。

 TV・NEW OVAにしろ、コミックスにしろ、パトレイバーは「悪を倒してめでたしめでたし最終回」のような型ではなくて、「彼らの物語はまだ続くが一旦ここまで的な最終回」ですが、このボイスドラマはそれとは違った側面での最終回と捉えることもできるのではないでしょうか。

EMOTION the Best 機動警察パトレイバー MUSIC COLLECTION [DVD]

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  このドラマの設定上の時期ですが、後藤と山崎以外が特車2課を離れた後、新・第2小隊が初出動を果たした直後となっています。しかし、劇中のセリフを注意深く聞くと分かるのですが、このストーリーは(たぶん)劇場版2には続かないパラレルワールドです。

↓ネタバレになりそうなので、選択して白黒反転しないと見れないようにしときます。

 それはなぜかというと、CDでは進士の子供がこの時点で第2子誕生しているのですが、パト2ではまだ一人しか生まれてません。このような、意図的なのか勘違いなのか分からないのは他にもあります。チケマガCDにある、地下道でパラレルワールドの香貫花と熊耳が集うシーンで、香貫花では後藤隊長を抑えられないので熊耳が作られたというセリフがあったりします。

 これらが意図的に書かれたのか、それとも勘違いなのかは分かりませんが、どっちにしろパラレルワールドの話として済ませられるのが、パトレイバーでもありますね。

 

 これらの音声の中から、使えそうなエピソードをピックアップして構成すれば、30分枠1話分(THE DAY AFTER)とオムニバス形式(チケマガと第2小隊日誌から)の作品にが出来るのでは?このような構成が出来そうなのも、パトレイバーならではじゃないでしょうか。

 これらのドラマで使用されている音楽は、パトレイバーのサントラが使われているので、聞き馴染みのある川井憲次サウンドです。

レイバー

 ひとつ問題があります。それはレイバーの出番がないという事です。これはボイスドラマという都合上、会話劇になるので仕方ないのですが……イングラムのシーンも回想シーンなどを追加したり、新規描き起こしレイバーシーンを追加したり出来るでのではないでしょうか。ちなみに前述したサンダーバードのプロジェクトでは、レコード音声以外にも既存音声を使って新しいシーンが追加されています。

 「THE DAY AFTER」では、2課を離れるイングラムを初代・第2小隊メンバーで見送るシーンがあります。さらに2代目第2小隊が初出動したというくだりもあるので、構成次第では映画本編では立ち尽くして破壊されただけの「2式ヴァリアント」が、新・第2小隊の手によってデッキアップされ活動するアクションシーンを追加したり出来るかもしれません。

キャラクターデザイン

 声は音源利用でクリア出来そうですが、キャラクターデザインはどうなるのかというのも関心事でしょう。

 劇場版ではキャラクターデザインが大きく変わっているので、パトレイバーはそう言う物だと認識している方もいるかもしれません。しかしそれは、映画の枠に合わせたストーリー規模や内容に合わせて、監督判断で行われたものです。

 上記のボイスドラマのような内容と企画の場合、設定資料集などに載っているキャラデザインまま行けるんじゃないでしょうか。

 パトレイバーは過去にパチンコやスロットでアニメが新規に作られています。10年近く前に登場したスロットは、テレビシリーズの設定画に沿ったキャラクターデザインでした。しかし、近年登場したパチンコとパチスロではかなりアレンジされています。

 新規層を取り込もうという企画(リブートやリメイク)であれば、後述するパチンコなどの今風の絵柄が良いと判断されるかもしれません。しかし30周年記念として今までのファンを対象にするなら、元々のキャラデザインに合わせる方が良いと判断されるかもしれません。

 この辺はリブートやリメイクといった企画の趣旨や、シリーズ物なのか単発なのか、などで変わりそうな点でしょうか。

 

 このような音声利用は二次使用扱いになって新たな費用が生じるとか、シリーズで複数話作るのと、30分とか1時間のを1本作るのでは単価が違うので予算が上がる、とか難しい事は分からないのですが、その辺は何とかクリアしてもらいましょう。

 

 最近は発表方法にも、イベント上映、ネット配信、漫画の全巻購入者特典や漫画に付属DVDなど色々あります。

 これらの事を踏まえても、発売方法も多種多様です。特に現在ブルーレイディスク界隈では、将来多くの作品はネット配信やデジタル販売になる事を考慮し、ディスク在庫をなるべく持たないよう、予約数によって生産数を決めるというフローがあると言います。

 予約数を多くする為にも、DVD・ブルーレイ以外に魅力的なコンテンツを付属させるといった形になるんでしょうかね。

 もしその場合は、30周年記念のコレクション性のある商品を付けて欲しいですね。例えば……

  • Twitterでゆうき先生が言っていた、戦後の焼け野原に立つ古柳青年(レイバーシステムの生みの親と言われる人物、コミック版に登場)から始まる話の描きおろし漫画や、ヘッドギアメンバーの新たなパト作品
  • 高田先生やゆうき先生のパトレイバー関連のイラスト集
  • ホビージャパンで掲載された、出渕さんによる誌上オリジナルレイバーのイラスト集
  • 各アニメ誌に掲載された版権イラストや作品設定に関する事項
  • 広告宣伝に使われたアートワーク
  • 声優さんたちのインタビュー記事
  • 別冊コロコロやニュータイプに読み切りで掲載された漫画
  • P-CLUB(ファンクラブ)関係
  • B-CLUB掲載記事関係
  • 過去のLDやDVDの付属ブックレットにあるインタビュー記事
  • 過去にMacintosh用に発売されたアーカイブCD-ROMを何らかの形で再度陽の目を

などをまとめた書籍とか、デジタルメディア用コンテンツみたいなのが欲しいですね。このように多岐に渉ると権利関係が難しいのかもしれませんが、そこをなんとかしてもらいたい所です。

 それから個人的には欲しいのは、高田先生がメモしていたと言う「ヘッドギア」の合宿やミューティングの時期が記されたメモなどを元に、時系列的にパトレイバーの企画がどのように進行していったのかを、ヘッドギアメンバー、スタッフ、出演者への取材を元にまとめた「パトレイバーが出来るまで(と、その後)」のような本の決定版ですね。

 色々と妄想を垂れ流して来ましたが、果たして30周年に何かしら展開があるのでしょうか。せめて廉価版とか、ブルーレイディスク1枚に8時間以上収録出来るハイレートSDのBOXとか(特に話数の多いTVと続きのNEW OVAをこれで)、設定資料集の再発売くらいして欲しいですね。