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Amazonが『THUNDERBiRDS ARE GO』を4シーズンオーダー

 『THUNDERBiRDS ARE GO』がアメリカのAmazonPrimeのコンテンツに加わるようです。下の2つは制作のITVとプケコピクチャーズのリリース。その下はwebメディアの記事。

 

web記事によると、

  • ファーストシーズン2016年後半に米国Amazonプライムビデオデビューする予定。ほかにイギリス、ドイツ、オーストリアのプライムビデオで見れるようになる。
  • Amazonが13話からなる?4つのシーズンを注文した
  • シーズン3とシーズン4は今年後半にITVで初公開することになっている
  • AmazonITVスタジオの独占的複数年契約

と言った点が記事になっています。ITVとプケコのリリースにはAmazonプライムビデオで配信される事は書かれていますが、4シーズンオーダーがあったことは書かれていません。

2016年10月18日追記:製作元であるプケコ・ピクチャーズのブログによると、

Note: ‘Season 2’ in this instance refers to Season 1 Episode 14-26

となっており、北米Amazonの配信では英国や日本などでシーズン1として放送された前半13話がシーズン1、後半13話がシーズン2となるようです。つまりシーズン4と言うのは、イギリスでの放送で言うとシーズン2の後半13話の可能性があります。

ーーーここまで追記ーーー

 リブート版のアメリカでの売り込みについては、製作発表してからコミコンに出たり、ライセンスビジネスの見本市に出たり、市場規模が巨大ですから1965年シリーズ同様に熱心でした。それが今回はテレビ放送ではなく、ネット映像配信サービスと組むという形に落ち着いたわけです。

 サンダーバードアメリカというのは、非常に重要な関わりがあります。1965年シリーズも全米での放送を目論み、膨大な予算がつぎ込まれた結果、他には例のない規模の人形劇となりました。『サンダーバード』は、とにかく何もかもが破格だったのです。

 しかしアメリカの3大ネットワーク(NBCCBS、ABC)の売り込み失敗したために、イギリスや他の国で大人気だったのにも関わらず、次にアメリカに売り込める作品を作る方が得策と考えたらしいグレイド卿(簡単に言うとサンダーバードの製作会社に企画のゴーかノーかのサインを出していた、テレビ・配給会社の偉い人)が終らせたとも言われています。

 結局は全米3代ネットワークに売り込む事は失敗。そしてローカルのケーブルテレビで放送されることになったそうです。アメリカ人に聞いても『サンダーバード』の知名度が低いのは、このような経緯があるからです。

 アメリカでも大ヒットした初期のスーパーマリオネーション作品『スーパーカー』の方が知名度があるという事なのですが、知っているメイン層は結構年輩になっているでしょう。

追記

kaigai-drama-board.com

上記の海外ドラマ情報のニュースサイトに4シーズン発注されたという記事が出ています。日本語のニュースサイトで4シーズンの事が出ているのは今のところここだけみたいです。

ーーーここまで追記ーーー

日本では

 一番気になるのは日本での扱いです。Amazonが独占的な契約を結んだという事を考えると、Amazonプライム専用コンテンツとして扱われるのではないか?地上波テレビ放送されるのか?といった点が気になるわけです。

 発表の時期などから見て、製作中のシーズン2はAmazonは関係していないはずです。なので、シーズン2の地上波テレビ放送は(今やってるシーズン1の放送の反響次第かもしれませんが)あり得ます。

 しかし、Amazonがオーダーしたと言うシーズン分はどうなるのか。万が一Amazonプライムビデオ限定配信となった場合、日本でサンダーバード人気がかなりあるのは、Amazonも自分のところの売上商品から知ってるでしょうし、最悪見れないという事は無いとは思いますが……今後の情報から目が離せないですね。